家庭教師でも成績が上がらない!?その理由と対策はコレ!
2020.11.25
ファミリー 代表 寺井俊行
こんにちは!家庭教師のファミリーです。
せっかく家庭教師をつけたのに、なかなか思い通りの成績上昇につながらない…という声を耳にすることも珍しくありません。
家庭教師の実力が成績上昇の一因となるのは間違いありませんが、お子さまのモチベーションや性格、環境などさまざまな条件によって、その効果が薄くなってしまうこともあります。
家庭教師で成績が上がらないケースや対策について考えてみましょう。
家庭教師が向いているタイプと、成績が上がらないケース
まず、家庭教師が向いているタイプと、なかなか成績が上がらないケースについて具体的に見ていきましょう。
家庭教師が向いているタイプ
成績を上げたいという意思がある
家庭教師を依頼する時点で、お子さま自身が「○○学校に行きたい」「○○の資格を取りたい」といった明確なモチベーションがあると勉強する意欲につながります。
家庭教師からの課題や学校での宿題などを地道にこなすための動機づけができていると、成績はおのずと上がりやすくなります。
勉強の仕方がわからない
自宅でもある程度自主的に学習する習慣があるものの「勉強の仕方やコツがいまいちわからない」という場合もありますよね。
塾は勉強を教えてくれますが、どういう風に進めるかといった方法までは教えてくれないため、家庭教師だと自身で進めるコツが身につきます。
家庭教師からその子に合った課題を具体的に提示されることで、勉強のパターンが明確になり成績が上がりやすくなるでしょう。
忙しくて時間がない
毎日部活や習い事が忙しく、塾に通う時間がないタイプにも家庭教師が向いています。
週ごとに曜日や時間帯を変えたり、時期によってスケジュール調整も可能なので、個人のペースで進めることができます。
家庭教師で成績が上がらないケース
勉強の目的や目標が明確でない
本人がなんとなくで始めた場合、どうしてもやる気が起こらないケースが多いです。
目的を話し合ったり、どんな成果を出したいかという目標を決めておくことも大事です。
家庭教師のある日だけ学習して満足してしまう
多くの場合、学校での学習および家庭教師との学習だけでは足りない傾向にあります。
学校での学習や家庭教師によって弱点を知り、その補強を行うための家庭学習ができないと、思うように成績が伸びづらいでしょう。
学習に集中できるスペースがない
子供部屋がない、子供部屋はあっても兄弟が多い、自宅周辺の環境がにぎやかといった勉強に集中できる環境にないことも原因の一つです。
家庭教師との相性が良くない
お子さまと家庭教師の相性(人としての相性はもちろんのこと、授業の進め方や得意分野なども含め)や、指導の質も影響します。
知人の紹介などでの個人契約や学生アルバイトなどの場合は、基礎や学習習慣が身についていない場合に対応が難しいこともあります。
そのようなときは、プロの家庭教師に依頼することも検討してみましょう。
以上の点を総合すると「本人のモチベーション」「学習環境」「家庭教師との相性」がバランスよく回っていると、少しずつ成績に変化が見えてくると言えます。
ただ、結果がついてくるまでにはどうしても時間がかかります。
気になるようなら早めに問題点を見つけ、順調に見えるときも定期的に目標や学習課題を見直すことで効率よく成績が上がることは十分に考えられます。
家庭教師で成績が上がらない!となった場合の対策は?
家庭教師をつけているのに成績が上がらない!と思ったとき、どのように見直していけばいいかを考えてみましょう。
まずは以下の3つをチェックし、早めに対策をとっていきましょう。
学習しやすい環境、家庭学習の習慣をつくる
まずチェックしたいのが、本人が学習しやすい環境になっているかどうかという点です。
家庭教師がいない日にも学習習慣をつけるためには、環境も非常に大事です。
なるべく音楽などはかけず、自室ではなくリビングで学習する場合には、家族が邪魔をしないよう配慮しましょう。
「スマートフォンなどの電子機器はオフ・緊急連絡以外に起動できないアプリをダウンロードする」「筆記用具や参考書など必要なものだけを置く」「部屋の照明は明るめにする」などの工夫はオススメです。
この時間は1問だけでも解く、短い時間でも締め切りを設けてとにかくスタートするという方法も、作業を始めるとやる気が出るという作業興奮につながります。
最低限、家庭教師からの宿題はこなせるよう習慣付けましょう。
モチベーションを上げる工夫をする
モチベーションが上がらない理由の一つに「親が家庭教師を申し込んだ」「友人や周りがやっているから何となく」といったように、主体的な学習意欲が伴っていない点が挙げられます。
学習を進めていくにつれて、お子さま自体が学習を楽しんだり、目標を見つけるよう工夫をする必要があります。
たとえば日々の学習にて小さな目標を立て、「小テストで前回より5点アップを常に目標とする」など、自分自身の成長を把握することでも、より学習が楽しくなる可能性が高まるでしょう。
家庭教師と面談を行う・関係を見直す
家庭教師自体の経験が浅い場合、理解度を確認しないまま授業が進んでしまうこともあります。
お子さまの理解が置いてけぼりになってしまい、最終的に思ったような学習効果が得られないのはとても残念なことですよね。
なかなか成績が上がらないなと感じたら、定期的に2者・3者での相談を行ってみると良いでしょう。
現在の理解度や進み具合、成績が上がらない原因は何か、どうやって勉強を進めていくかなど、根本をしっかり固めることで成績アップにつなげることができます。
また、お子さま自身も能動的に質問をしたり、淡々と問題をこなさず自分で考える課題を混ぜたり、と受け身にならない学習を心がけることが大切です。
まずは学習中のコミュニケーションをしっかりとったうえで、そのときのレベルに合わせた学習を進めることで相性の問題はだいぶ解決できます。
逆にそれでも成績が上がらなければ、別なタイプの担当教師を検討してもよいかもしれません。
家庭教師で成績が上がらないなら原因を探って早めに対策を!
家庭教師は一対一でお子さまと向きあえ、それぞれの実力を伸ばすことができるものでもありますが、お子さまの特性に合わせて工夫が必要なこともあります。
「成績が上がらない原因は何か」を見極め、二人三脚で学習をすることが成績上昇につながる近道です。
また、自宅でやる気の出る環境や家庭学習の習慣が整っていないことも、思うように成績アップができない原因となります。
ぜひ一度、今の状況を確認して親子や家庭教師を交えて話し合ってみてくださいね。
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著者ファミリー 代表 寺井俊行
大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。
常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。
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