家庭教師と塾を併用するメリット・デメリットは?確認すべき点も
2022.04.15
ファミリー 代表 寺井俊行
こんにちは!家庭教師のファミリーです。
学校の授業以外の学習は、家庭教師に来てもらったり、塾に通ったりするお子さまも多いかと思います。
ですが、思うように効果が現れずに悩んでいる…という方も。
そんなとき、家庭教師と塾を併用することで、より学習効果を高めることはできるのでしょうか?
今回は、家庭教師と塾を併用するメリットとデメリット、どんな人に家庭教師と塾を併用した学習方法が合っているか、併用する前に知っておきたいポイントなどをご紹介します。
ご家庭での勉強を効果的なものにするために、参考になれば幸いです。
家庭教師と塾を併用するメリットは?それぞれのメリットからチェック
家庭教師と塾を併用するメリットは、両者のメリットを組み合わせられることです。
塾で長年分析された受験問題の傾向などを踏まえた授業が受けられ、家庭教師によって生徒の苦手な傾向に合わせた指導や細かな質問対応も可能になります。
まずは、家庭教師、塾、それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
家庭教師のメリットとは?
家庭教師のメリットは、分からないところをそのままにせず、理解するまでしっかり指導が受けられることです。
集団での学習だと、分からないところを質問したくても、周りの生徒が気になって積極的に質問できないなど、塾だけだと十分に理解しないまま進んでしまうこともあります。
特にテスト前や受験前には質問に行く生徒が増えるため、塾の先生にも学校の先生にも聞くチャンスがないということも多いでしょう。
家庭教師ならお子さま一人ひとりに合わせてカリキュラムを組むことができるので、「学校での復習に力を入れたい」「苦手分野だけをじっくり学習したい」など、個人の目的に合わせた指導を受けることができます。
塾のメリットとは?
塾に通うメリットは、特に大手進学塾などでは私立中学校や高校、大学などの入試問題を長年分析しているところも多く、その情報を踏まえた授業を受けられることです。
受験対策のノウハウを知ることができるため、合格という目標に向かって効率的に学習することができます。
また、定期的に塾内でテストや模試などが行われることもあり、生徒の学習へのモチベーションをアップさせてくれる取り組みがあるのも塾のメリットです。
集団の中で勉強することが刺激になり、勉強にやる気が出るというお子さまもいらっしゃるでしょう。
決められたカリキュラムで学習が進むため、必要な学習を取りこぼしなくできるのも塾のメリットです。
家庭教師と塾を併用するメリット
塾と家庭教師を併用するメリットは、塾で行った学習の定着を図れることです。
塾では周りからの刺激を受けつつ効率よく学習をすることができ、家庭教師との学習で、塾では分からなかった内容にじっくり取り組むことができます。
家庭教師では塾で学習していて分からなかった部分を気軽に質問でき、納得するまで徹底的に教えてもらうことができます。
また、家庭教師なら塾で使用しているテキストやテストを使っての学習ができるので、疑問点や苦手なところをしっかりと復習することができますよ。
モチベーション維持の点でも、家庭教師と塾の併用はメリットがあります。
家庭教師だけだと勉強へのやる気が続かないということもあるでしょうから、塾で他のお子さまと勉強することでモチベーション維持を狙うというのもアリでしょう。
家庭教師と塾を併用する際のデメリット
家庭教師と塾を併用すると、学習目的や生徒の疑問や苦手に合わせた効果的な学習ができる半面、お子さまにも保護者さまにも負担がかかってしまう場合があります。
詳しくご紹介します。
学習時間が増えて体力的にも負担がかかる
お子さまにとって、学校の授業と並行して家庭教師や塾での学習も進めるのは時間的にも体力的にも大きな負担となることもあります。
その結果、集中力が続かなくなるなど、学習効率が下がってしまうことも。
授業で分からなくても家庭教師に聞けばいいという安心感から、塾や学校で主体的に勉強しなくなってしまうケースもあります。
経済的な負担がかかる
保護者さまにとっては時間的な負担も増えますし、なにより経済的な負担が大きくなるのがデメリットと言えます。
家庭教師にしても塾にしても、通うための費用は決して安くはありません。
併用するとなると、お子さまだけでなく保護者さまの覚悟も必要になります。
家庭教師と塾の併用はこんな人におすすめ!
家庭教師と塾の併用は、どんなお子さまにおすすめなのでしょうか?
結論からお話しすると、中学受験を予定している小学生や今の塾や家庭教師の学習で比較的うまく成果が出ている中学生や高校生です。
中学受験の予定がある小学生の場合、5年生から家庭教師と塾の併用を検討するのがおすすめ。
6年生になると受験も近づき、家庭での学習時間も増えるため、そこから併用を始めると自由時間が大きく減ってしまい、お子さまが生活の変化に戸惑うこともあります。
5年生から家庭教師と塾の併用を始めて慣れておくと安心です。
中学生や高校生の場合は、塾に通っているのに成績が上がらないと保護者さまが不安に感じ、家庭教師で塾のフォローをしたほうがいいのではないかと悩むこともあるでしょう。
しかし、塾で成果が出ていないということは、家庭教師に質問をしようにもどこが分からないのかも分からない状態になっている可能性も。
その場合は、併用を決めてしまう前に、まず今の学習方法がお子さまに合っているのか見直すことが大切です。
家庭教師が合っているのか、塾が合っているのかはお子さまによってさまざまです。
「塾と家庭教師どっちがいいの?その違いと選び方」では、お子さまのタイプや部活・習い事の有無などによって家庭教師と塾を選ぶポイントについてご紹介しています。
ぜひチェックしてみてください。
もし塾に通っていて成果が出ているなら、家庭教師も併用することで学習の効率は上がる可能性が高いです。
塾では時間がなくて聞けなかった質問ができるので理解が定着します。
また、なんとなく解けてしまったけれど実はよく分かっていない問題などを類似問題で演習して復習できるのは、家庭教師ならではの学習のメリットです。
家庭教師のファミリーでは、分からないところだけ対策したいという方のために、月に1、2回だけの受講も承っています。
理解度を確認しながら強化したい部分だけ対策することで、学習効果を効率よく高められますよ!
家庭教師と塾を併用する前に!ポイントや選び方もご紹介
家庭教師と塾を併用しても、必ず成績が上がるわけではありません。
お子さまに学習意欲がないまま家庭教師や塾での学習時間を増やしても、効果が得られないこともあるでしょう。
家庭教師と塾を併用した学習を成功させるポイントは、お子さまの意思を確認すること。
その上で、お子さまに合った勉強方法を選ぶことが大切です。
お子さまがどうしたいのかを理解して、家庭教師や塾に何を求めているのかを正確に伝えましょう。
保護者さまも家庭教師や塾に任せっきりにするのではなく、必要に応じて家庭での学習状況を相談するなど、協力してお子さまの学習をサポートしていくことが重要です。
また、せっかく費用を負担して家庭教師と塾を併用するのであれば、家庭教師や塾は慎重に選びたいものですよね。
契約する前に複数の家庭教師や塾で体験授業を受けてお子さまとの相性を確認したり、生徒の過去の進学実績を見てお子さまの進路に合っているかチェックしましょう。
家庭教師や塾の先生とお子さまとの相性も大切なチェックポイント。
先生の教え方がお子さまに合っているか、親身になって相談に乗ってくれそうかなども見ておきましょう。
家庭教師の選び方については、「家庭教師の選び方にお悩みの方へ!ポイントを詳しくお伝えします!」でより詳しくご紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。
家庭教師と塾の併用はお子さまの意思や学習状況によって検討を
家庭教師と塾を併用すると、塾では学習目的に合った授業やテストを受けられ、家庭教師には塾ではできない質問をしたり苦手分野に重点を置いた学習をしたりすることができるなどのメリットがあります。
また、塾では集団の中で学習することでモチベーションアップにつながり、家庭教師での学習では個人のペースに合わせて学習できるといったメリットも。
しかし同時に並行活用にはデメリットもあり、お子さまにとっては自由な時間が減り体力的にも負担がかかること、保護者さまにとっては経済的な負担が増えることなどが挙げられます。
家庭教師と塾を併用するのにおすすめなのは、中学受験を控える小学生の場合は5年生、中学生と高校生の場合は今の塾や家庭教師の学習で成果がうまく出ている生徒です。
どのお子さまでも併用が必ずしも成績アップにつながるわけではないため、まずは本人の意思やお子さまに合った勉強方法を確認しましょう。
体験授業などを通して相性を確かめ、家庭教師や塾を慎重に選ぶことが大切です。
お子さまの学習でお悩みがあれば、ぜひ家庭教師のファミリーへご相談ください!
著者ファミリー 代表 寺井俊行
大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。
常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。
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