個人契約で家庭教師を利用する際のメリット・デメリットは?注意点もご紹介

家庭教師のこと

2023.01.27

ファミリー 代表 寺井俊行

こんにちは!家庭教師のファミリーです。

 

お子さまの学力アップや受験対策として家庭教師を検討するご家庭は多いのではないでしょうか。

 

家庭教師には、家庭教師会社を通じて紹介してもらうパターンと、個人で契約するパターンの2通りがあります。

 

どちらにもメリットとデメリットがありますが、特に個人契約の場合にはいくつか注意しなければならない点があります。

 

そこで今回は、個人契約で家庭教師を利用する際のメリットやデメリット、注意点などを詳しくご説明します。

 

 

 

 

個人契約で家庭教師を利用するメリット・デメリット

家庭教師には、家庭教師会社を通じて先生を紹介してもらう方法と、個人の家庭教師と保護者が直接契約する方法があります。

 

ここでは、個人契約で家庭教師を利用する場合のメリットとデメリットをご紹介します。

 

 

 

個人契約で家庭教師を利用するメリット

個人契約で利用するメリットとしては、主に次の2点が考えられます。

 

  • ・料金が安いことが多い
  • ・面倒な契約手続きがいらない

 

詳しく見ていきましょう。

 

 

料金が安いことが多い

個人契約の家庭教師には、料金を比較的安く抑えられるという特徴があります。

個人契約の家庭教師にかかる費用は、基本的に先生の時給と交通費だけです。

 

ただし、学歴や経歴をアピールして高額な時給を要求してくるケースも中には見られますので注意が必要です。

 

なお、家庭教師会社を通じた契約と異なり、紹介手数料や月会費・年会費といった諸経費はかからないのが一般的です。

 

 

面倒な契約手続きがいらない

個人契約の家庭教師の場合、時給や交通費の金額、授業する曜日や時間帯、指導内容を個人の家庭教師と話し合って決めるだけで始めるケースが多いようです。

 

中にはお互いに契約書を作成して口約束ではなく、きちんと契約を交わす方もいらっしゃいます。

 

一方で家庭教師会社の場合は、消費者保護の観点から法律で契約書関連の必要書類は規定されており、複数の書類に目を通したり、複数の書類に記入したりするので手間がかかります。

 

 

 

個人契約で家庭教師を利用するデメリット

個人契約にはメリットだけでなく、デメリットもあります。

主に、次の4点が挙げられます。

 

  • ・トラブルが起きた時に自己責任で対応しなければならない
  • ・先生の経歴や評判を確認するのが難しい
  • ・途中でうまくいかなくなった時の対応が面倒
  • ・先生を探すのに手間と時間がかかる

 

詳しくご説明します。

 

 

トラブルが起きた時に自己責任で対応しなければならない

家庭教師は自宅に招いて勉強を見てもらうことになりますので、子どもとの相性が良かったとしても、思わぬトラブルが起こる可能性があることも知っておきましょう。

 

例えば・・・

  • ・子どもの物を持ち出す
  • ・飲食を要求される
  • ・子どもを怒鳴る、叩く
  • ・子どもの前で喫煙する
  • ・無断で休んだり、勝手に予定を変えられる
  • ・急に連絡がつかなくなる

 

家庭教師も人ですから、ルールや価値観は様々ですので、最初に想定していなかった行動・言動をとったりしてトラブルになるケースは十分に考えられます。

 

個人契約の場合、そうしたトラブルが発生した時に保護者が直接対応しなければなりません。

言いにくいからと放置した結果、さらに大きなトラブルに発展することも考えられますので注意が必要です。

 

一方で家庭教師会社の場合は、クレームやトラブルは会社に連絡すれば適切な対応をしてくれるので、気まずくなることもなく手間も省けます。

 

家庭教師の交代を希望すればすぐに対応してくれるため、保護者として納得できるまで会社に要求を伝えて対応してもらうことが可能です。

 

 

先生の経歴や評判を確認するのが難しい

個人契約の家庭教師の場合、学生証や免許証で身分証明はできますが、今までの指導実績・合格実績や評判などを確認する方法がありません。

 

ネット社会の最近では個人名で検索することである程度の情報はわかりますが、指導実績や評判までは確認のしようがありません。

そのため、家庭教師の人柄や性格、人間性を総合的に保護者の自己責任で判断する必要があります。

 

一方で家庭教師会社の場合は、各会社で定められた採用基準をクリアした方だけが、その会社で家庭教師登録されることになるため、一定以上の質は保証されています。

 

また、その会社のホームページを見れば、創業年、理念や方針、指導実績、合格実績、口コミや評判といったことがわかりますので、個人よりも断然に確認しやすいはずです。

 

 

途中でうまくいかなくなった時の対応が面倒

最初は良い印象をもって個人契約をしたとしても、途中から子どもと合わなくなってきたり、成績が伸びなかったりと、思っていたのと違うということがあり得ます。

 

家庭教師会社の場合であれば、会社に相談すればきちんと対応してくれるでしょうが、個人契約の場合、保護者の方が直接その先生と話し合わなければなりません。

 

この時、一番難しいのは成績が悪い我が子を棚上げして、先生にきちんと要求を伝えられるかどうか。

 

成績が伸びないのは、うちの子が勉強しないからと考えがちですが、それではいつまで経っても先生の言いなりになってしまいます。

 

このように、個人契約で家庭教師を利用する場合、なあなあになってしまったり、保護者の対応不足のせいで子どもの貴重な時期を無駄にしてしまうリスクがあるので注意が必要です。

 

 

先生を探すのに手間と時間がかかる

個人契約で家庭教師を利用する場合、先生探しから面談・交渉まですべて保護者が自己責任で行う必要があります。

 

親戚や近所で見つかる場合はそんなに手間でもないかもしれませんが、一般的にはネットで調べたり、知り合いに聞いてみたりと、探すのにかなりの手間と時間がかかることは覚悟しておきましょう。

一回で理想の家庭教師に出会えれば良いのですが、現実にはそう簡単ではなく、希望する家庭教師が見つかるまで何人とも面談して交渉することになり、しまいには保護者の方が家庭教師探しに疲弊してしまい、親子喧嘩にまで発展するケースも珍しくありません。

 

個人契約のほうが、いくら費用が安いからといっても、家庭教師探しにかかる手間と時間を考えれば、費用は多少かかりますが家庭教師会社に代行してもらったほうが結果的に手間と時間と何より保護者のストレスを軽減することになるかもしれません。

 

個人よりも家庭教師会社のほうが良いとは必ずしも言えませんが、子どもの教育は待ってくれませんし、失敗したからといってやり直しも難しいでしょう。

 

子どもの教育で失敗したくない、受験で失敗したくないと強く思う保護者の方は、実績や背景が把握できて比較的に安心できる会社に依頼したほうが、早く家庭教師が見つかり、途中でトラブルが発生したとしても対応してくれるので安心かもしれません。

 

 

 

 

個人契約で家庭教師を利用する場合の料金の相場もご紹介

家庭教師を個人契約した場合にかかる料金(先生の時給)は、子どもの学年や先生の年齢・経験等によって大きく異なります。

 

大学生・大学院生の場合における、大まかな相場は以下の通りです。お住まいの地域によっても異なりますので参考値としてご覧ください。

 

  • ・小学生:時給1,500円~2,500円程度
  • ・中学生:時給2,000円~3,500円程度
  • ・高校生:時給2,500円~3,500円程度

 

中学受験・高校受験・大学受験などの受験対策として見てもらう場合は、さらに500〜1,500円ほど上乗せした金額となることが多いです。

 

大学生・大学院生以外の社会人に見てもらう場合の料金相場は以下の通りです。

 

社会人の場合、年齢や経験・実績によって料金幅が広がるのが特徴です。

会社に依頼するより高くなるケースも見られます。

 

  • ・小学生:時給2,500円~4,000円程度
  • ・中学生:時給3,000円~6,000円程度
  • ・高校生:時給3,500円~7,000円程度

 

個人契約の家庭教師では先生の時給の他に電車賃やガソリン代などの実費交通費を請求されることが一般的です。

 

また、教材などが必要な場合、ご家庭側で用意することになります。

 

 

 

 

個人契約の家庭教師で失敗しない人とは?

個人契約の家庭教師にはメリットもデメリットもあります。

 

その上で、個人契約で失敗しないためのポイントをまとめたいと思います。

 

  • ・先生をじっくり探す時間がある人
  • ・先生探しで複数人との面談が苦にならない人
  • ・希望の家庭教師像があり、それを見極められる人
  • ・先生任せにせず、指導内容や成果についてチェックできる人
  • ・遠慮することなく要求を伝えられる人
  • ・うまくいかなかった時でもきっぱり断れる人
  • ・トラブルが起こった時でも自己責任で対応できる自信のある人

 

大昔から家庭教師は存在していましたが、以前は家庭教師といえば親戚や近所、知り合いに頼むなどの個人契約しかありませんでした。

 

それから時代が進み、便利なモノやサービスが登場していく中で家庭教師を利用した教育サービスを提供する会社も増えてきました。

 

昔は現代と違って、人とのつながりが濃密でお互いに信頼関係の上に成り立っていた面があったので、個人間でのトラブルも少なかったと思います。

 

しかし、近所付き合いや人間関係が希薄になった現在では、様々なリスクに備えた対応が求められるようになりました。

 

そういう面倒なトラブルやリスクを肩代わりしてくれる存在が家庭教師会社なのだろうと思います。

 

便利な分、費用もかかりますが、手間や面倒、リスクと費用と比較してどちらがコスパが良いのかを判断する保護者の目が問われているのでしょう。

 

 

 

 

家庭教師の個人契約はメリットとデメリットを把握して契約を

個人でも会社であっても、合う合わないという相性のようなものがあると思います。

 

もし、家庭教師探しに自信がなく、不安を感じていらっしゃる方は、失敗しないための情報を得るためにも、家庭教師のファミリーに、相談されてみてはいかがでしょうか。

 

家庭教師のファミリーでは、専門スタッフがひとり一人の現状・目的・目標をお聴きした上で、お子様にとって今必要な対応を個別に無料アドバイスしています。

 

創業21年、指導実績3万人以上の経験から他では聞けない有益な情報が手に入るはずです。
詳しくはホームページからお問合せ下さい。

 

著者ファミリー 代表 寺井俊行

大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。

常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。

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