塾と家庭教師どっちがいいの?その違いと選び方
2021.09.12
川口 翔吾
こんにちは!家庭教師のファミリー認定プロ教師の川口です。
塾や家庭教師の先生に依頼して、お子さまの勉強をサポートしてあげたい。
そのようにお考えの保護者さまの中には、塾に通わせるのがいいのか、家庭教師に来てもらう方がいいのか、お悩みの方もいらっしゃるかと思います。
ここでは、塾と家庭教師それぞれのメリット・デメリット、どちらがお子さまのタイプに合っているかの判断基準などをお伝えしていきます。
最適な選択ができるかどうかで、お子さまの学力の伸びは大きく変わってきます。
ぜひ、お子さまと一緒に勉強との向き合い方を考えるきっかけにしてくださいね。
学習内容を定着させるために必要なこと
学習内容を定着させるためには「課題の繰り返し作業」が一番効率がいいと考えられます。
塾か家庭教師か、というお話の前に「課題の繰り返し作業」とはどのようなフローになっているかを確認しておきましょう。
〈①導入〉出題において、何を問われているのか、その解き方を理解します。
〈②演習〉持っている知識を使って、実際に問題を解いてみます。
〈③修正〉間違えた問題について、何が原因かを理解し修正します。
〈④復習〉知識が定着するまで、繰り返し演習します。
以上のようなフローを確立できれば、学習内容は定着していきます。
学校の授業や塾、家庭教師など様々な指導形態がありますが、それぞれどの部分に重点を置くかが違っています。
お子さまの学習状況によって、どの部分を特にサポートしてあげるのがいいのか、しっかり見極めることが必要です。
塾と家庭教師はどっちがいい?それぞれの特徴
集団学習塾、個別指導塾、家庭教師、それぞれの特徴を見ていきましょう。
先ほどお話しした ①導入 ②演習 ③修正 ④復習 4つのステップにも繋げてお話しします。
集団学習塾の特徴
独自のカリキュラムによって授業が進行します。
先ほどの学習のフローでは「導入」と「演習」に重点を置いた内容になります。
集団授業ですので個別に「修正」する時間をとるのは難しいです。
したがって、クラスのレベルにもよりますが、ある程度の自己解決能力と、授業時間外に先生に質問に行ける積極性を持ったお子さまに向いた形態です。
メリットは、周りとの競争意識が生まれやすいこと。
デメリットは、つまずきがあるとついていけなくなる可能性があることです。
個別指導塾の特徴
1人の先生に対し、2~4名の生徒が個別の内容で授業を受けます。
曜日や時間帯、授業レベルは個別に設定されます。
学習のフローでは「演習」と「修正」が中心になります。
複数の生徒の授業を同時進行するため、先生の力量によっては手持ちぶさたになる時間帯があったり、十分に質問しきれなかったりすることもあります。
メリットは、部活や習い事などとの両立がしやすいこと。
デメリットは、先生の指導能力によって授業の質がかなり変わることです。
家庭教師の特徴
1人の先生に対し、1人の生徒がマンツーマンで授業が行われます。
曜日や時間帯、授業の内容もすべて個人に合わせて設定されます。
つまずきが多い子、どんどん先取り学習をしたい子、様々な要望にも柔軟に対応することができます。
派遣センターを通さず個人で契約した場合は、トラブル時の対処や契約解除の申し出などがしづらいという側面もあります。
メリットは、通塾・送迎の手間がないことと質問のしやすさ、個人に応じた柔軟な対応が挙げられます。
デメリットは、料金が比較的高いことです。
塾と家庭教師、どっちにするか決めるには
それぞれに異なる特徴を持つ塾と家庭教師ですが、いざ選択するという時にポイントとなる項目をお伝えします。
予算や続けやすさ
授業単価は【集団学習塾<個別指導塾<家庭教師】が一般的です。
料金は、「どれだけ個人に対し責任を持って対応してくれるか」と比例関係にあると言えます。
もちろん予算は低く抑えられた方がいいのですが、大切なのは費用対効果を最大化するということです。
安かろう悪かろうでは話になりません。
また、授業料が高いからといって成績が上がるというわけでもありません。
マンツーマンはやりにくい、集団の中にいた方が勉強がはかどる、という子もいるでしょう。
何事も「継続は力なり」ですから、続けることが大切です。
お子さまに合った、続けていけそうな形態を選択してください。
お子さまとの相性
お子さまとの相性とは「授業形態」「教えてくれる先生」両方の相性です。
前者はもちろん、後者もとても重要なポイントです。
学校の授業でも、先生が代わったら急に成績が伸びた、というご経験をお持ちの方も少なくないでしょう。
集団学習塾の場合、先生を選ぶことは難しいです。
個別指導塾であれば、担当の希望を聞いてくれるところも多いでしょう。
ただし、毎回先生が違うという塾もありますので、事前に確認する必要があります。
家庭教師は、派遣センターを通した契約の場合は先生変更の要望を出せますが、個人契約の場合は新たに別の先生を探すことになります。
いずれにせよ、お子さまに最適の形態と先生を妥協せずに検討してください。
「これが知りたかった!学習塾・個別教室・家庭教師の違いと選び方」ページでも、塾と家庭教師の違いなどをわかりやすくまとめています。ぜひご参考ください。
塾か家庭教師、どっちを選ぶかポイントを押さえて検討しましょう
塾か家庭教師、どちらを選択するか検討する際のポイントは以下の通りです。
・集団学習塾は、競争心と積極性があるお子さま向き
・個別指導塾は、部活や習い事と両立させたいお子さま向き
・家庭教師は、とことん個人対応をしてほしいお子さま向き
・授業料の額面よりも、費用対効果を最大化することを考える
・お子さまとの相性は「授業形態」「先生の力量やタイプ」の両面を見る
お子さまのタイプをしっかり見極め、最適な選択をしてあげたいですね。
もちろん、判断に迷われることもあるでしょう。
そのときは体験授業を申し込んでみることをオススメします。
お子さまの感性と、お父さまお母さまの厳しい目でチェックしてください。
大切な選択ですので妥協せず、納得のいくまで選び抜いてくださいね。
家庭教師を体験してみたい!と思われたら、家庭教師のファミリーの無料体験授業で違いをぜひ体感してみてくださいね。
著者川口 翔吾
認定プロ教師・学習アドバイザーとしての長年の経験と知識に裏打ちされた、生徒思いで説得力のある提案・指導が持ち味。彼に「大丈夫!」と言われると、不思議な安堵感があるとか…。社内では子煩悩なパパとして有名。
お電話でのお問合せ
フリーダイヤル
14:00〜21:00
(日祝休み)
- 教育情報コラム
- 先輩たちの成功体験談
- ファミリーの賢い利用法
- 勉強お役立ち資料
お電話でのお問合せ
フリーダイヤル
14:00〜21:00
(日祝休み)