運動会の起源

雑学

2017.09.14

9月も半ばになり、昼間は暑い日もありますが、陽が落ちるとすっかり秋らしく涼しくなってきましたね。
秋と言えば、「食欲の秋」、「読書の秋」、「芸術の秋」…など色々な言葉を前に付けて表される季節でもありますが、今日は「スポーツの秋」についてお話しようと思います。

「スポーツの秋」と言って思い付くのは、やはり運動会(体育大会と呼ぶ学校もあるみたいですが)でしょう。
特に藤枝支部近辺の小中学校は、今週末に運動会を行うところが多いようです。
毎年開催される運動会ですが、そもそもいつから始まったものなのか、皆さんは知っていますか?

運動会の起源はヨーロッパにあるらしいのですが、日本の運動会のように、参加者がまとまって競技・演技を行う形式のものは、近代日本独特の行事のようです。
日本で最初に運動会が行われた場所は、海軍兵学校(戦争を行う軍人を育成する学校)とも、横須賀造船所(戦争に使う軍艦を造る場所)とも言われています。
運動会は普通、学生、つまり子供が行うもののように思いますが、この時代は寧ろ大人に近い年代の人たちが参加していたということです。

時代は明治時代、西洋文化の導入が盛んに行われていた時期ですね。
実際に、海軍兵学校の方で運動会をすることを提案し指導したのは、イギリス人英語教師のストレンジさんという人だったようです。
さらに、現在のように小中学校で当たり前に運動会が行われるようになったのは、初代文部大臣の森有礼が、体育の集団訓練を薦めるために推奨したことがきっかけです。
西洋文化を受け入れる姿勢が整っていたからこそ、運動会がここまで広まる要因になったのかも知れません。

毎年当たり前に行われている運動会にも、実はこんなルーツがあったと考えると、興味が湧いてきませんか?
運動が好きな人も、苦手な人も、年に一回の運動会では仲間と協力し合い、目一杯「スポーツの秋」を堪能してくださいね!

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