教科書が変わる!……かも?
2017.09.08
今日は理系や教育系のヒトたちの間で、大きく取り上げられた話題をご紹介しますね!
9月6日、日本遺伝学会が新しい言葉を使おうということにしました。
これからは『優性』じゃなくて『顕性』を、『劣性』の代わりに『潜性』という言葉を使うそうです。
中学校3年生の理科、遺伝の分野で習う『優性』『劣性』という言葉、皆さんは覚えていますか?
子が親から受け継ぐ性質は、本当にお父さんとお母さんから半分ずつもらうんです。
半分ずつもらうからといって、血液型が半分だけA型で、残り半分はO型……なんてことはありませんよね。
これは、外見にあらわれやすい性質と、受け継いでも隠れひそんで出てこない性質があるからです。
この外見にあらわれやすい性質を『優性』、隠れひそんで出てこない性質を『劣性』と呼んでいます。
例えば、黒髪や血液型のA型、B型は『優性』、金髪や血液型のO型は『劣性』というふうに、あらわれやすさは決まっています。
……でも『優』とか『劣』とかの漢字を使うと、『優れている』とか『劣っている』という意味に見えてきませんか?
本当はそうではないのに!これじゃあ、誤解や差別を生んでしまいそうです。
そういうわけで、優れているんじゃなく顕(あらわ)れやすいだけだから『顕性』。
劣っているんじゃなく潜んでいるだけだから『潜性』と、言い方を変えます!というニュースだったんですね。
今の教科書は『優性』『劣性』のままです。これで習っている皆さんは『優性』『劣性』で覚えて大丈夫です!
……でも、『顕性』『潜性』の漢字を覚えて、学校の授業で紹介したり、テストに書いたりしたら……先生に『こいつ、ニュース見てるな!』って思ってもらえるかも?笑
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