富山の梨

こんにちは！富山認定プロ教師の伊井です。

梨のおいしい季節ですね。今日は富山の梨のお話をしますね。

富山県のほぼ中央を南北に貫く呉羽丘陵では、残暑が厳しい8月中旬から梨の収穫がはじまります。
まるで秋がそこまで近づいていることを知らせているようです。
呉羽地区のいろいろな場所、面積にすると約155haで栽培されます。
できた梨は大型選果場で選り分けられ、「呉羽梨」というブランドで一元出荷されます。なんと3000ｔ近くも出荷されるんですよ！

出荷される梨の品種は主に3種類。
8月中旬から9月上旬にかけて収穫される「幸水（こうすい）」は、酸味が少ない爽やかな味わいがあり、果汁が多く歯触りがよいのが特徴です。

つづいて9月下旬まで収穫されるのが、ほどよい酸味がある「豊水（ほうすい）」。大きさは幸水よりひと回り大きく、果汁が多く濃厚な味わいがあります。
……伊井は甘みと酸味のバランスのとれた豊水が好きです。笑

10月以降に収穫されるのは、豊水よりもさらに大きい実をつける「新高（にいたか）」です。
たっぷりの果汁に、ほのかな香りと少しの酸味が効いた味わいで、梨シーズンを締めくくります。

また、新たな品種として、9月中旬から10月上旬まで収穫される「あきづき」が近年販売され始めました。
幸水のようなみずみずしさと歯触りのよい食感、酸味が少なく豊かな甘味が特長で、新しい呉羽梨の顔として期待されています。

このように、8月中旬から10月中旬までの約2カ月間、それぞれ特徴ある品種が順番に収穫され、甘さを含んだたっぷりの果汁が、乾いた喉を潤してくれるんですね。
梨に含まれる効能の一つに疲労回復効果があります。リンゴ酸、クエン酸、アスパラギン酸などの疲労回復効果を持つ要素が含まれているんですよ。

スポーツや勉強のあと、旬な果物「梨」を食べながらゆっくり寛いでみてはどうでしょう？

【富山県・富山市】 家庭教師のファミリー富山支部