上から読んでも下から読んでも・・・
2017.12.21
本日12月21日は回文の日です。
「回文」と聞いてもピンと来ないかも知れませんが、「たけやぶやけた」「わたしまけましたわ」のような、文のどちら側から読んでも同じ読み方が出来る文章のことです。
12月21日は、数字4ケタで並べると1221、どちらから読んでも同じ数字の並びになるため、回文の日に設定されたというわけですね。
この回文、短いものはまだ作るのは簡単ですが、長いものになると格段に難しくなってきます。
どちらから読んでも同じ読みにしなくてはならない上に、あくまで「文」なので、意味のある文字列にしなくてはならないからです。
上で書いた例で言うと、「竹藪焼けた」「私負けましたわ」のように、ちゃんと意味は通じる文章になっていますよね。
室町時代には
「長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかな」
(なかきよのとおのねふりのみなめ/ざ/めなみのりふねのおとのよきかな)
という、五七五七七の短歌律形式の回文も既に存在していました。
1661年(この西暦も回文ですね笑)には41文字の回文があり、当時最長の日本語回文とされていたそうです。
現在はこのような回文を作るコンテストもあり、今では1000文字以上(!)の回文もあるそうです。
もはや、ちょっとした短編小説のようですね。
ちなみに英語の回文もあります。
「Madam,I’m Adam」(マダム、私がアダムです)や「Was it a rat I saw?」
(私が見たのはネズミでしょうか?)などです。
英語の場合、日本語より作るのが難しそうで、より頭を使いそうですね…
日本語の回文ほど長いものは見付けられませんでしたが、もしかしたらもっと長いものもあるかも知れません。
回文は頭の体操にもなりますし、同時に言語の奥深さに気付くことが出来るものでもあります。
皆さんもどんな回文があるのか調べたり、自分で作ってみてはどうでしょうか?
知らなかった単語に出会えたりもして、語彙力アップも見込めますよ!
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