ダイナミックなダイヤモンドの話

雑学

2017.11.09

藤枝支部の松下です。

中1理科で学習する「大地の変化」(火山)、中2の「化学変化と原子・分子」に興味が湧くダイヤモンドのお話です。

はじめに、岩や石をつくる粒「鉱物」が、美しく大きな粒に結晶したものが「宝石」です。
「宝石」には、一種類の元素から成り立っている元素鉱物と二種類以上の元素から成り立ってい る化合鉱物があります。
ダイヤモンドは、唯一単一の元素(炭素)で構成される「宝石」です。

地球の年齢は約45億年。ダイヤモンドは、35億年から9億年前までの、地球の活動期に、深さ約150㎞~250㎞、7万気圧の圧力、
2000度以上のマントルの中で、炭素同士が出会い、縦にも横にも結びつき一つの結晶となりました。
生物が誕生し、人間が地上に誕生し、文明が始まる以前の出来事です。

地中深くで結晶したダイヤモンドは、火山の噴火によってマグマとともに地上の近くまで登ってきます。
しかし、このダイヤモンドを含むマグマの噴火は、大陸が移動し離合集散する数億年に1回しか起きません。
つまり、ダイヤモンドは数億年に1回しか地表に現れないのです。

そして驚くべきは、ダイヤモンドが地上に現れるスピードです。
最深部では時速60kmほどで上昇を開始し、地下50kmあたりからスピードを上げ、地下2kmでは時速1000km、
地上に近づくとマグマとガスは時速2000kmにも達することがあるそうです。

七色の光を放ち人々を魅了するダイヤモンドには、 こんなダイナミックでドラマチックなストーリーがあるのです。

 

【静岡県/藤枝市】 家庭教師のファミリー藤枝支部

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