スズムシの声
2017.09.08
最近は、暑さも落ち着き過ごしやすい気候になってきましたね。
いつの間にかセミの鳴き声も聞こえなくなってスズムシやコオロギの鳴く季節となりました。
さて、これらの秋の昆虫ですが、どのように鳴いているかご存知ですか?
実は、『彼ら』は羽をすり合わせて鳴いているんです。
「リーン」と1回鳴く間に40回ほど羽をこすり合わせているのだとか。すごく疲れそうですね……。
鳴いているのは、セミと同じでオスだけ。鳴く理由は、やっぱりセミと同じで求愛です。子孫を残そうと必死なんです。
そんなスズムシの鳴き声ですが、実は携帯電話を通すと聞こえません。
なぜかというと、スズムシの鳴き声は、携帯電話が伝えられる音の高さを超えているから。
……覚えていますか?8月18日にセミの寿命のお話をした時に、携帯電話ではセミの鳴き声は聞こえないって、チラッとお話しましたね!こんなところもセミとおんなじです。笑
音の高さは『Hz(ヘルツ)』という単位で表します。例えば、時報のピッタリの音『ピーン』は高いラの音で、880Hzです。聞いたことありますか?
携帯電話が伝えられる音の高さの範囲は300Hz~3400Hzまであるそうですが、スズムシの鳴き声は4000Hzほどあるそうです。スズムシの声も高すぎるんですね。
電話じゃ伝わらない求愛の鳴き声。
愛を伝えるなら電話じゃなくて直接言えと、そういうことなのでしょうかね。笑
秋の夜長、昆虫たちの声に耳をすませてみませんか。
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