英語の三単現とは?「三単現のs」の意味や使い方をわかりやすく解説!
2022.06.20
ファミリー 代表 寺井俊行
こんにちは!家庭教師のファミリーです。
三人称単数現在形、略して「三単現」!
三単現とは、現在の行動・状態を示す文章において一般動詞に「s」をつける英文法のルールの1つです。
中学英語を勉強していくうえで、おそらく最初の大きな壁ではないでしょうか。
英語を話したり書いたり、実践的な英会話では、三単現を理解していないと正しく英語が使えません。
基本部分であるため、しっかり身につけておくとテストでのケアレスミスも防げますよ!
今回は三単現の基本ルールを、「s」のつけ方から文の作り方までわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
三単現とは?三人称・単数・現在形それぞれもご紹介
三単現とは「三人称」+「単数」+「現在形」の3つの単語がくっついた言葉であり、その3つが当てはまる場合に一般動詞へ「s」をつける文法です。
まずは、それぞれの説明をしていきます。
三人称とは
一人称と二人称以外の全ての名詞のことを、三人称と言います。
英語で示すと以下のとおりです。
- ・一人称→I(私)、We(私たち)
- ・二人称→You(あなた、あなたたち)
- ・三人称→IやYou以外。He(彼)、She(彼女)、It(それ)、They(彼ら)など
「名詞」なので、人間だけではなく、物でも動物でもどんな名詞も「私」と「あなた」以外なら三人称になります。
単数とは
複数ではないこと、つまり1人や1つなどを表しているということです。
具体的には「I、You、He、She、It」が当てはまります。
三人称単数になるかどうかの見分け方ですが、主語を「He、She、It」へ置き換えられるかも判断材料にしてみてください。
例えば、私の母親(My mother)であれば「She」に置き換えられますし、私の本(My book)やバッグ(Bag)であれば「It」に置き換えられますよね。
これが、単数です。
また、1人や1つなど個数で考えない単語、例えば「水(Water)」なども単数に含まれます。
現在形とは
これはそのままではありますが、過去形や未来形ではなく現在形であるということ。
とにかく話題が現在にフォーカスしているかどうかが、判断基準になります。
先ほどこれらの三単現を満たす場合に一般動詞へ「s」をつけるとお話ししましたが、詳しく言うと単語の条件によって、一般動詞の後ろに「s」「es」「ies」のどれかをつけるという形になります。
これを「三単現のs」と呼んでいます。
また、注意点として「s」をつける動詞は一般動詞であり、be動詞(三人称単数現在形の場合は is)にはつけません。
「s」のつけ方については、次で詳しく解説していきましょう。
三単現の「s」の付け方もわかりやすく解説!語尾が異なるパターンは?
どんな時にs「s」がつくのか、三単現の「s」のルールを詳しく解説していきます。
単語によって「es」「ies」と異なるものや、例外パターンもあるので確認していきましょう。
sがつく条件
三人称、単数、現在形、これらの条件が全てそろった時、一般動詞の語尾に「s」をつけるというルールです。
ほとんどの動詞は「like→likes」のようにそのまま「s」をつけます。
例:My dog likes meat.(私の犬は肉が好きです)
「My dog」=三人称・単数、「like」=現在形であるため、「s」がつきます。
esがつく条件
「s、x、ch、sh、o、z」で終わる一般動詞に関しては、語尾にsの代わりにesをつけます。
なぜなら、「e」を入れなければ発音しにくいからです。
例えば「mix」に「s」だけつけると「ミクスス」になりますが、「e」を入れると「ミクシズ」になり、ぐっと発音しやすくなりますよね。
以下のような場合に「es」をつけます。
- ・miss→misses
- ・mix→mixes
- ・teach→teaches
- ・watch→watches
- ・finish→finishes
- ・go→goes
- ・do→does
- ・buzz → buzzes
iesをつける動詞
子音の語尾が「y」で終わっている一般動詞は、「y」を「i」にかえて「ies」となります。
例えば、以下のような場合に「ies」をつけます。
- ・study→studies
- ・try→tries
- ・cry→criesなど
「s」「es」「ies」以外の例外パターン
実は、いずれにもあてはまらない特殊なパターンがあります。
それは「have」です。
- ・have→has
これは、単純に暗記しちゃいましょう!
三単現の否定文・疑問文・平叙文の作り方もチェック
平叙文の場合はルールに沿ってつける形になりますが、否定文と疑問文に関しては少し異なる場合があります。
平叙文とは、命令文のように動詞の原型で始まることもなく、疑問文のように「?」で終わることもなく、単純に相手に情報や意思を伝える「主語で始まって文末がピリオドで終わる」普通の文章のことです。
つまり、英語の文章のほとんどが平叙文に当たります。
三単現の平叙文は、上述の通り一般動詞に「s」をつければ完成です。
三単現の否定文では、一般動詞の前に入るのは「don’t(do not)」ではなく、「doesn’t(does not)」となります。
疑問文では、主語の前に「Do」ではなく「Does」を入れるルールです。
どちらも、基本的にdoesを使った後の一般動詞は「s」をつけないということも覚えておきましょう。
それを踏まえた上で例文を紹介します。
- ・平叙文→She plays tennis.(彼女はテニスをします)
- ・否定文→She doesn’t play tennis.(彼女はテニスをしません)
- ・疑問文→Does she play tennis?(彼女はテニスをしますか)
三単現のsのつけ方にはルールがある!しっかりと理解を
三単現とは「三人称」「単数」「現在」であり、これらが一つでも該当しなければ三単現にはなりません。
三単現を満たす場合に「s」「es」「ies」を一般動詞の語尾につける必要があります。
基本ルールは割とシンプルですが、使いこなすには繰り返しの練習が必要です。
ネイティブの方にとっても、三単現の「s」は自分が英語で表現する時はもちろん、相手の英語を理解する時にも大変重要だそうです。
また、「s」が必要なのはあくまでも一般動詞に対してのみで、be動詞にsはつかないのでそのルールもしっかりと覚えておきましょう。
三単現は中学英語の第1関門です!
例文を繰り返し練習し、数をこなすことで感覚的に身につきます。
ここを突破するかしないかで、その後の中学英語の理解度が格段に違ってきます。
お困りのことがあれば家庭教師のファミリーへ、ぜひご相談くださいね。
著者ファミリー 代表 寺井俊行
大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。
常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。
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