数学が苦手になる理由とは?克服方法や勉強の仕方を知ろう!
2021.01.14
ファミリー 代表 寺井俊行
こんにちは!家庭教師のファミリーです。
定期試験や受験勉強の中でも大きなウェイトを占める「数学」。
多くの学校で入試科目として採用していることもあり、しっかり学習する必要があるのに、どうしても苦手意識を持ってしまいがちな教科でもあります。
しかも、一度苦手意識を持ってしまうと克服もなかなか困難ですよね。
そのままにしておくと、さらに点数が取れない→苦手意識が増えるといったループに陥ってしまうことも珍しくありません。
実は数学が苦手だと思う理由も人それぞれにあり、苦手意識を克服するには、それぞれの理由に沿った克服方法で対応することが大事です。
まずは自分がなぜ苦手だと思うのかを確認し、そのタイプに合った対策を知って、早めに克服できるようにしましょう!
数学が苦手な人に多い「理由」とは?
数学は「公式のパターンを覚える」ことと「覚えたパターンを応用して答えを導きだす」という2つの段階で解ける問題が大半です。
数学が苦手な人の多くは、この2つの段階のどこかでつまづいています。
まずは、数学が苦手な人に多い理由を確認してみましょう。
数学が何に役立つかわからず、やる気が出ない
そもそもの問題として、数学はのちの人生で出番のある項目とない項目がはっきり分かれやすい特徴があります。
人によっては四則演算ができれば、その他の数式を使用することがほとんどないことも珍しくありません。
そのため「数学を学習するのはテストのため、入試のため」という意識から、つまらないと感じて苦手になってしまいがちです。
解き方を理解しきれていない
数学の第一歩として、解き方のルールを理解しつつ覚えるという工程が必要になります。
「公式そのもの」を暗記するというより、「公式が成り立つルール」を理解しなければいけません。
公式だけを覚えても応用の仕方がわからなければ、実際に問題を解くことは容易ではないのです。
また、「なぜそういう公式が成り立つのか」というルールも一緒に覚えるというのは、歴史などの「暗記した事項がそのまま回答につながる」タイプの暗記とは異なり、覚えただけで解答にすぐつながるわけではない→苦手という意識が芽生えやすくなりがちです。
解き方でつまづいたままになっている箇所がある
数学は積み上げ式の教科でもあります。
きちんと知識を積み上げていけば、見たことのない問題に直面しても「この公式とこの公式を使えば答えがわかる」と判断しやすくなるのが数学です。
前に学習した内容を使って新しい知識を理解できることが多いため、その過程のどこかでつまづいてしまうとわからないことが雪だるま式に膨れ上がり、どう手をつけていいかわからず苦手になってしまう場合も。
自分がどのタイプの苦手意識なのか理解できたら、解決策を探っていきましょう。
数学が苦手!を克服するための解決策
数学が苦手な理由としては「勉強する意味が見いだせない」「公式だけを暗記している」「基礎をつまづいたままにしている」という点が多いと思いますが、以下の4つのポイントを意識すれば克服しやすいと思います。
公式だけ丸暗記しない
数学は公式だけ丸暗記しても正解できるとは限りません。
なぜその公式が成り立つのかという理解があってこそ、暗記が役立ちます。
また、テスト問題によっては関係する複数の公式を組み合わせることもあるため、やはりルールを理解することが大事。
その公式は何を定義していて、どんな場面で使うのかまで理解しましょう。
問題集の回答から確認し、なぜその答えが導き出されたのかを確認するのも一つの作戦です。
ただし、先に回答を見て納得して終わりではなく、そのルールを本当に理解しているか確認するための類似問題をいくつか回答する必要があります。
自分の「わからない」「解けない」のパターンを理解する
ある程度公式を理解したら、次はひたすら問題を解き、自分の「わからない」や「解けない」のパターンを理解することが大切です。
必要な公式がまったくわからなかったのであれば基本に立ち返り、その公式を解説している参考書での学習を再度してみましょう。
途中でつまづいたのが「計算ミス」や「解き方のルールを間違って理解していた」「解き方の法則がしっかり理解できていなかった」といったパターンで分類し、知識の補強をしたうえで改めて問題集へと進みます。
この繰り返しで解ける問題数を増やしていきましょう。
しっかりわかるまで反復練習する
数学は苦手な人にとって授業のスピードも速く、立ち止まって問題を確認するのに60分の授業では足りないでしょう。
また、授業では何となく理解できたつもりでも、いざ問題を解こうとすると実はわかっていなかったというケースも数学苦手あるあるです。
一度解けた問題、理解した感じはあるといった問題こそ、後で落とし穴があります。
まずはしっかりと理解するまで、類似問題を反復して解くことが大切です。
数学がわかると、賢い生き方が選択できると捉える
克服するためには、意識改革も大事です。
数学の公式は一見、授業と試験でしか出番がなさそうに思えますが、本来は数学がわかると自分で色々と判断することができるようになります。
たとえば、ある広告を見かけたとき、掲載されているグラフをパッと見た限りではすごくいい商品に見えるようデザインされていますが、よくよく計算してみるとその数値が実は過大評価であることがわかる。
または、距離と時間を計る計算、住宅ローンの金利や税金の計算、お金の貸し借りで損をしないための計算、お店の売上をアップさせる計算など、日常や仕事の中ですぐに答えが出せるのは非常に便利です。
さらに、数学では「なぜそうなるのか」を考える力が必要になるため、読解力が自然と身につきます。
将来コミュニケーションをとるうえで、相手が伝えたいことを正確に掴むという読解力は非常に大切なため、そういった思考力をつけられるのは大きなメリットの一つです。
色々なものを判断するうえで数学は必要なんだと理解すると、後の学習意欲が変わってくるでしょう。
数学のテストや試験で具体的に点数をUPさせる方法
数学への苦手意識は多くの場合、数学の勉強方法がわらず問題が解けないことで発生しますが、裏を返せば勉強のコツさえつかめば点数を取れる科目にもなり得ます。
克服するために意識する考え方についてお話しましたが、さらに具体的な「テストに向けて効率よく学習するポイント」についてみていきましょう。
予習よりも復習を重視する
数学が苦手な人は授業の中で理解が追いつかない傾向にあります。
わからなかった問題があれば、なぜわからなかったのかを追求しましょう。
覚える公式などの情報がそもそも間違っていたのかもしれないし、必要な公式だと思っていたけど今回はもっと的確は式があったのかもしれません。
「今日の疑問を明日に残さないこと」で、予習の時間が短くても次の単元の理解が進みやすくなります。
丁寧に過程も書く癖をつける
計算が複雑なものはつい暗算してしまう部分も多いと思いますが、単純な計算ミスで間違ってしまうことも多いです。
普段から簡単な計算式も書いて可視化しておくことを習慣化しておけば、テストの際もケアレスミスなく点数につながるでしょう。
参考書・問題集は1冊ずつ取り組む
数学の勉強が苦手な人は特に、教科書以外の参考書・問題集があった方が良いでしょう。
しかし闇雲に課題をこなしても理解できるようにはなりません。
まずは学校や塾などから推薦された参考書・問題集などに的を絞り込み、書いてあることを暗記してしまうくらいやりこんだ段階で、新しい参考書・問題集に移ります。
問題集は時間を決めて
問題がある程度解けるようになってきたとき、わからない問題が悔しくてずっとにらめっこしていたという声も耳にします。
より実践的な学習となるよう一問ごとの時間を決めて、わからない場合は一旦区切ってわかるものから解いていき、改めて取り組むなど効率よく勉強しましょう。
テストの解答練習にもなります。
知識の積み上げ途中でつまづいているなら、迷わず立ち戻ってみる
どうしてもわからない箇所があるなら、実はその一つ前の知識から理解できていなかったのかもしれません。
急がば回れという気持ちで、関連する単元を一つ遡って学習してみましょう。
数学が苦手なのには必ず理由がある!ポイントさえわかれば克服可能!
漠然と数学が苦手だと思っていた方も、実は数学が苦手なのには理由があり、それぞれのタイプに応じて克服方法もあります。
特に、積み上げている途中ですでに疑問が発生しているのに、そのまま次の単元に進むと疑問が膨れ上がってしまうことも。
めんどくさがらず、基本を積み上げ直すことが大切です。
もしどうしてもつまずいてしまうポイントがあるなら、家庭教師とマンツーマンでその課題を見つけ、二人三脚で克服するという方法もあります。
家庭教師のことなら、ファミリーへお気軽にご相談ください。
著者ファミリー 代表 寺井俊行
大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。
常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。
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