英語の否定文の作り方とは?「not」の使い方を詳しく解説!
2022.07.25
ファミリー 代表 寺井俊行
こんにちは!家庭教師のファミリーです。
中学生の英語では、一番最初に基本的な単語や文法、肯定文の作り方について教わり、次いで否定文について学びます。
否定文とは、「〜ではない」「〜しない」という否定の意味を含む文章のこと。
具体的には、「これはりんごではない」「父は畑仕事をしない」というような文章が否定文にあたります。
基本的な文法なので、しっかりマスターしておきたいですよね。
今回は、英語の否定文の作り方についてわかりやすく解説していきます!
否定文の作り方は決して難しいものではないので、1つずつポイントを押さえていきましょう。
英語の否定文は「not」を使う!
先ほどもご紹介したように、否定文とは否定の意味を持つ文章のことです。
例えば、「私はペンを持っていない」というように、日本語で否定を表す時には「〜ない」という言葉を使います。
では、英語で否定を表す時にはどうすれば良いのでしょうか。
その答えは簡単です。
英語で否定を表したい時には文章の中に「not」を入れます。
英語の文章では「not」が、日本語の文章でいう「〜ない」の働きをすると考えてください。
日本語の否定文では、文章の一番最後に「〜ない」を付けますが、英語の否定文で「not」を付けるのは動詞の前か後ろです。
be動詞のすぐ後ろ、もしくは一般動詞のすぐ前に「not」を付ければ、その動詞に否定の意味を持たせることができます。
つまり、基本として「not」で否定するのは後の内容であることを覚えておきましょう。
この点を踏まえて、次の章では否定文の詳しい作り方を、be動詞・一般動詞・助動詞に分けて説明していきます。
英語の否定文の作り方とは?be動詞・一般動詞・助動詞別に解説
否定文の基本を知ったところで、具体的な英語の否定文の作り方を解説していきましょう。
否定文の作り方は、be動詞・一般動詞・助動詞など、動詞の種類によって少し異なります。
といっても、「notを動詞の前後に置く」という基本は同じなので安心してください。
それでは、動詞の種類別に否定文の作り方を見ていきましょう。
be動詞の否定文の作り方
まずはbe動詞の否定文の作り方から説明していきます。
be動詞とは「〜は〜です」という文章を作る時に使う動詞のこと。
現在形では「am」「are」「is」、過去形では「was」「were」がbe動詞にあたります。
be動詞の文章で否定文を作る方法は、「be動詞のすぐ後ろにnot」を付けるだけ。
つまり、「be動詞+not」でbe動詞の文章は否定文になるのです。
また、「be動詞+not」は、次のように短縮することができます。
- ・are not→aren’t
- ・is not→isn’t
- ・was not→wasn’t
- ・were→weren’t
(I am notの場合は、I’m notと短縮されます。You are notをYou’re notと短縮するのも可)
短縮しなくても間違いではありませんが、実際の文章では短縮形で書かれることも多いので、覚えておきましょう。
be動詞の否定文の例
be動詞の否定文の例をあげてみましょう。
①私は先生ではない。
I’m not a teacher.
②これはりんごではない。
This isn’t an apple.
③彼女は私の母ではない。
She isn’t my mother.
④彼は昨日元気ではなかった。
He wasn’t fine yesterday.
⑤彼らは昨日忙しくなかった。
They weren’t busy yesterday.
⑥あなたは昨日忙しくなかったのですか?
Were you not busy yesterday?
⑥の例文のように否定の意味が入った疑問文の場合は、be動詞が前に来て、「not」の位置が主語の後になるので気をつけましょう。
一般動詞の否定文の作り方
次に、一般動詞の否定文の作り方を説明していきます。
一般動詞とは、be動詞以外の動詞のこと。
「have(持っている)」「run(走る)」「eat(食べる)」「believe(信じる)」など、動作や状態を表すさまざまな単語が一般動詞にあたります。
一般動詞の文章で否定文を作る時には、「一般動詞の前に「do not(主語によってはdoes not)」を付けます。
また、過去形の否定文の場合は、「do not」ではなく「did not」を使います。
この「do not(does not)/did not」は、次のように短縮することができます。
- ・do not→don’t
- ・does not→doesn’t
- ・did not→didn’t
これらも短縮形で使われることが多いので覚えておくようにしましょう。
一般動詞の否定文の例
一般動詞の否定文の例をあげてみましょう。
①私はペンを持っていない。
I don’t have a pen.
②彼は寿司が好きではない。
He doesn’t like sushi.
③彼女は彼を信じていなかった。
She didn’t believe him.
④あなたはアメリカに行かなかったのですか?
Didn’t you go to America?
④のように否定の意味が入った疑問文の場合、「don’t/doesn’t」が一番前に来ます。
また、短縮系が基本になります。
一般動詞の否定文で覚えておきたい重要ポイント
一般動詞の否定文の場合に注意したいのは、三単現のsが付いた文章を否定文にする場合、一般動詞に三単現のsは付けず原型に戻すこと。
さらに、「do not」は「does not」に変化させます。
具体的には以下のとおりです。
肯定文:彼は寿司が好きだ。
He likes sushi.
否定文:彼は寿司が好きではない。
He doesn’t like sushi.
助動詞の否定文の作り方
助動詞とは、動詞に意味をプラスする単語のこと。
can(〜できる)、must(〜しなければならない)、may(〜かもしれない)、should(〜すべき)などが助動詞にあたります。
助動詞の肯定文は「I can do(私はできる)」のように、「助動詞+動詞」の形で作成します。
これを否定文にする場合には、助動詞の後ろにnotを付けることになります。
つまり、「I can not do(私はできない)」のように、「助動詞+not+動詞」で、助動詞を使った否定文が完成します。
助動詞の否定にも、次のような短縮系がよく使われます。
- ・can not→can’t
- ・must not→mustn’t
- ・should not→shouldn’t
助動詞の否定文の例
①私はテニスができない。
I can’t play tennis.
②あなたはそのりんごを食べてはいけない。
You mustn’t eat that apple.
③彼らはそこに行くべきでない。
They shouldn’t go there.
④ あなたはピアノが弾けないのですか?
Can’t you play the piano?
英語の否定文で「no」を使うケースとは?
英語の否定文は、形容詞である「no」を用いて作ることもできます。
「no」は、「ひとつも〜ない」「どんな〜もない」「決して〜でない」というような否定の意味を持つため、「not」ではなく「no」を文中に使うことでも、否定文を作ることができるのです。
「no」は、基本的には「no+名詞」の形で使用します。
名詞は、単数形でも複数形でも構いません。
例文をあげてみましょう。
①私はお金を持っていません。
I have no money.
②りんごはありません。
There are no apples.
また、「no」は「not」よりも強い否定を表します。
通常の否定文:She isn’t a teacher.
「no」の否定文:She is no teacher.
どちらも「彼女は先生ではない」という意味ではありますが、「not」は単純にそのまま「先生ではない」という事実を述べており、「no」の方は「先生であるわけがない」という、より強い意味合いになります。
後ろに名詞がくる場合以外にも、全くない状況・全てを否定する状況など特に否定を強調したい場合には「no」を使うケースがあることも覚えておきましょう。
英語の否定文の作り方は「not」とその位置がポイント!
英語の否定文は、否定の意味を持つ文章のことです。
否定を表したい時には、基本的に文章内に「not」を入れます。
be動詞の文章で否定文を作る時は「be動詞の後ろにnot」を付け、一般動詞の文章の場合は「一般動詞の前に「do not(主語によってはdoes not)」を付けます。
また、助動詞を含む文章で否定文にする場合には、助動詞の後ろにnotを付けるのが基本です。
名詞を否定する場合や強い否定を表す際には「no」を用いることもあるため、使い方をしっかり覚えておきましょう。
否定文が作れるようになれば、英語の表現の幅は広がります。
英語の否定文をマスターするには、基本の文法と肯定文の作り方を理解しておくことが大切なので、もう一度be動詞と一般動詞をおさらいしておくのもいいですね。
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著者ファミリー 代表 寺井俊行
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