高校受験の英作文にはコツがある!ポイントを知って高得点を狙おう
2021.12.05
則友 美帆
こんにちは! 家庭教師のファミリー認定プロ教師の則友です。
高校受験で重要な教科のひとつ「英語」。
公立高校だけではなく、ほとんどの私立高校でも必須教科の1つです。
そんな英語の試験の中でも一番手強いと感じる方が多いのが「英作文」です。
日本語での作文ですら時間配分が難しいのに、限られた時間の中でさらに英語で作文を書かなければならないため、ついつい時間がかかってしまうと悩む方も多いのではないでしょうか?
でも、実は英作文はポイントさえ押さえれば、点数にしっかり繋げることができます!
英作文でしっかり得点できるためのコツやポイントをお伝えしていきます。
高校受験の英作文の出題傾向
ひと言で英作文と言っても、その出題パターンはいくつかあります。
最近の傾向としては単純に和文を英訳するというものではなく、テーマを設定して自由に書かせる「自由英作文」という形式または会話の流れに合った内容を指定の語数で書かせる「制限英作文」の形式が多くなっています。
テーマに沿って意見を述べる問題
「テーマに沿って自由に意見を書きなさい」という問題のテーマは環境や教育、国際問題など多岐にわたります。
問題例としては、
「地球温暖化の問題に対して、あなたが取り組んでいることは何ですか。」
「中学生がスマートフォンを使うことについて、あなたはどう思いますか。」
などです。
日頃から社会のことに問題意識を持ち、自分なりの意見をまとめておくことも大切になってきますね。
テーマについて説明・紹介する問題
決められたテーマについて説明や紹介を求める問題もあります。
例えば、
「あなたの住んでいる街について紹介して下さい。」
「あなたが考える日本の良い所を3つ教えて下さい。」
などです。
よく出るテーマは日本文化や郷土についてですので、事前に日本文化などに関する情報を収集して考えをまとめておきたいですね。
自由に自己紹介などをする問題
自由に自己紹介して下さい、という問題もよくある問題です。
この形式は書くことが絞られていない分、意外と何を書こうか悩んでしまうことも多いようです。
ですので、このようなよく出るテーマについて事前に考えておくことがポイントです。
自己紹介については簡単に答えられるものが多く、
「過去に頑張ってきたこと、思い出に残っていること」
「将来頑張りたいこと、なりたい自分、夢」
などがあります。
まずは過去と将来について、自分のことをしっかりまとめておくことが必要です。
高校受験の英作文のコツ
高校受験の英作文で得点するには、いくつかのコツがあります。
基本的には「難しく考え過ぎないこと」が一番のコツです。
そのためには、ここで紹介する英作文のポイントを頭に入れて、あまり構えずに練習していくことが大切です。
難しい表現ではなく、自分の使える表現で答える
まずは、できるだけ簡単な単語を使って、簡単な表現で書くことを心がけましょう。
今の自分が書ける範囲内の英文をなんとか書いてみる、という姿勢がポイントです。
無理に難しい表現を使う必要はありません。
ただし、あまりにも稚拙な文章しか書けないままでは困ります。
その時点での自分の最大限で練習しながら、最終的には中1~中2レベルの単語と文法は使って英作文が書けるように勉強していきましょう。
中2レベルまででも、かなり多彩な内容を表現できるはずです。
正しい英文であれば、内容はフィクションでもOK
自由英作文で意見や感想などを聞かれた場合、その内容は事実とは違っていても問題ありません。
また、完全な正解でなくても部分点を与えられる場合がほとんどです。
唯一の基準は、あくまでも正しい英文が書けているかどうかだけです。
例えば「あなたの将来の夢について書きなさい。」という問題が出題されたとします。
本当は「起業家になって大きな会社を作りたい」と思っていたとしても、そのことを英語で表現する自信がなく、「将来の夢はサッカー選手です」が書きやすそうなら答えはそれで良いのです。
長い文は避けて、できるだけ短い文で書く。
先ほどもお伝えしましたが、書く英文はできるだけ簡単な文を心がけましょう。
できるだけ短い文を接続詞(and、but、soなど)でつなげていく方が良いでしょう。
例えば、
I want to be a soccer player because I like soccer.
(私はサッカーが好きなので、サッカー選手になりたいです。)
↓
I like soccer. So I want to be a soccer player.
(私はサッカーが好きです。だから私はサッカー選手になりたいです。)
多少極端ですが、このようなイメージです。
まずは「文節を接続詞で繋ぎ合わせて文にしていく」というのを繰り返し練習するのがおすすめです。
高校受験の英作文の勉強法
具体的にどのように英作文を勉強すればいいのでしょうか。
一番いいのは先生に添削してもらうこと
一番いいのは、信頼できる先生に添削して教えてもらうことです。
これが一番力が付きますし、上達の一番の近道です。
というより、英作文の勉強に添削指導は欠かせません。
特に自由英作文の場合は、正解はあって無いようなもの。
自分一人でやみくもに問題を解いても、なかなか効果がありません。
ただし、英作文の添削指導は先生の能力もかなり必要になります。
学校の先生に頼むのもいいですが、忙しくてなかなか対応してもらえないケースも多いので、家庭教師を利用するというのも効果的な方法です。
家庭教師のファミリーなら中学生コースもあり、業界屈指の研修を受けたプロ教師・大学生教師を選ぶことができます。
信頼できる先生が、いつでも待っていますよ!
よく使うフレーズ・使いやすいフレーズを暗記しておく
英作文でよく使う表現というのは、いくつかピックアップすることができます。
頻出表現をいくつかご紹介しておきます。
◼It is ~ for ・・・ to ——
(—–するのは・・・にとって~だ)
例:It is easy for me to cook.(私にとって料理をするのは簡単です。)
◼want to ~ = would like to ~
(~したい)
例:I want to go shopping tomorrow.(私は明日買い物に行きたいです。)
◼want to be ~
(~になりたい)
例:I want to be a school teacher in the future.(私は将来学校の先生になりたいです。)
◼I agree. ⇔ I disagree.
(私は賛成です。 ⇔ 私は反対です。)
例:I agree with that opinion.(私はその意見に賛成です。)
※ agree with 〜(〜に賛成する)という表現もよく出ますので、セットで覚えておくとベストです。
◼I think that ~
(私は~と思います。)
例:I think that the opinion is wrong.(私はその意見は間違っていると思います。)
◼My favorite ・・・ is ~
(私のお気に入りの・・・は~)
例:My favorite place is the park.(私のお気に入りの場所はその公園です。)
どれも使えるフレーズばかりなので、ぜひ使いこなせるようにしておきましょう。
「もっと簡単な英語で表現できないか」考えるコツをつかむ
例えば「私の目標は~になることです。」という英文を作りたいとします。
まずここで「目標ってどんな英単語だっけ?」と考えてしまいがちです。
「purpose」とか「target」という単語を知らなかった場合、どう書けばいいんだ…?と単語に気を取られて書けなくなってしまうことは避けたいものです。
この場合は「goal(ゴール)」でもOKです。
「purpose」を覚えるのは大変そうでも「goal」ならいけそうな気がしませんか?
違う表現で同じ意味を表せないか、ということを考えてみましょう。
この場合なら「I have a dream. I want to be ~」でOK。これならいけそうですよね!
英作文のコツをつかんで志望校突破へ!
英語の中でも、特に苦手意識を持つ子が多い英作文。
しかし、しっかりと出題傾向を知り、コツをつかみ、効果的な勉強方法が分かれば、十分に高校入試で得点が取れる武器にできるはずです!
繰り返しますが、そのためのポイントは、
・英作文は難しいという先入観をなくす
・できるだけ簡単な英文を書く
・良い先生に添削してもらう
です。
高校入試は決して待ってはくれません。
すぐに次の一歩を踏み出して下さいね。それがとても大事です。
さあ、一緒に志望校突破に向けて頑張りましょう!!
著者則友 美帆
優しいお姉さんキャラと丁寧な指導で生徒・保護者の方から厚い信頼を得ており、生徒や保護者の方からファミリー卒業後も連絡がくるほど。
趣味は大学時代から続けているゴルフ。腕前もなかなかのものらしい…
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