小学1年生の家庭学習のコツ!習慣のつけ方や進めやすいポイントは?
2020.07.28
ファミリー 代表 寺井俊行
こんにちは!家庭教師のファミリーです。
勉強についていけるか、友達はできるのか、学校の決まりは守れるか…。
小学1年生のお子さまがいらっしゃるご家庭は、心配がつきないことでしょう。
なかでも学習習慣をどのようにつけさせるかは、その後にも大きく影響する大事なポイントのひとつです。
今回は家庭学習はどう進めればいいのか、ルールの作り方や学習時間の理想の長さ、やる気を促す方法など、小学1年生の家庭学習についてお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
小学1年生の勉強は何を身につけるべき?家庭学習は習慣が大切!
小学1年生の勉強では、どんなことを身につけると良いのでしょうか。
まずは、その内容を具体的に把握しておきましょう。
小学1年生が学ぶべき勉強内容とは?
小学1年生がまず基礎として身につけるべきなのは、ズバリ「読み・書き・計算」です。
昔から「読み書きそろばん」と言われ、江戸時代から日本人の高い教育水準を支えてきた初等教育は、現代でも変わらず私たちに受け継がれています。
「読み」とは具体的に、声に出して音読することです。
まずは教科書の文がスラスラと音読できるようになるまで、繰り返しチャレンジさせてください。
「書き」は、ひらがな、カタカナ、習った漢字を、正しい書き順で書けるかどうか。
また、将来きれいな字を書くためには、指の力をつけることが必要です。
力強く大きく書く練習を、バランス良くスムーズに書けるまで行いましょう。
「計算」は、足し算引き算が正確にできるかどうか。
正確にできるようになったら、速く正確にできるかどうか解く時間も気にしてみましょう。
学校の進度に合わせてチェックしてあげてくださいね。
早いうちから学習習慣をつける大切さ
人生とは、言い換えれば目の前に現れる問題をどのように解決していくかの連続です。
大きな問題や難しい問題を解決できる能力があればあるほど、今後の人生にも役立つでしょう。
その基礎となっているのが、学習習慣です。
勉強は中学、高校、大学とこの先も続いていきますよね。
近いところで考えると、高学年の問題では問いを理解して整理し、筋道を立てて答えを出すことが求められます。
まだ難易度の低い小学1年生のうちに学ぶ楽しさを知り、家庭学習を生活の一部にしてしまえば、自ら勉強したいという意欲が身につきやすいです。
家庭で学んでおけば授業も楽しくなり、地道に努力する大切さもわかります。
お子さまの現在の理解度を知る機会にもなるため、親子で向き合う学習時間をぜひ習慣化してみましょう。
低学年の早いうちに勉強を習慣にする方法やサポート方法については「学習習慣は小学生から!低学年のうちに無理なく勉強を習慣化する方法」もぜひ参考にしてくださいね。
次でも詳しく、小学1年生のお子さまに特化して、家庭学習を上手く進めるコツについてお話します。
家庭学習のコツは?小学1年生が進めやすいポイント
小学1年生のお子さまに家庭学習の習慣をスムーズに身につけてもらうには、どのようなポイントに気を付ければよいのでしょうか。
そこには、小学校1年生ならではのコツも含まれます。
大きく3つにまとめましたのでご参考ください!
家庭学習に集中できる環境を準備する
小学1年生のうちは、リビング学習がおすすめです。
学習を行うスペースは一定の場所に決め、気が散るようなものを片づけておくことも大事。
おもちゃやマンガ本、ゲーム機など、遊び道具が目に入るところに出しっぱなしになっていないかどうか、事前にチェックしましょう。
普段から学習する癖をつけるために、ひらがな表やカタカナ表を目につくところに貼っておくなども良いですね。
親子で学習を楽しむ
前提として6〜7歳の年齢では、まだ自らの意志で学習習慣を身につけるのは難しいと考えておきましょう。
「〜時まで勉強しなさい」と言って机に向かわせるだけでは、学習習慣は身につきません。
いっしょに寄り添い、同じ時間を共有する心構えが大切です。
そばで見守って、困ることがあれば声をかけ、質問されたら答えられるようにしておくと理想的です。
その際はすぐ答えを教えると言うより、答えにたどり着くための考え方などヒントとして教えると良いでしょう。
「やりたいこと」の前に「家庭学習」を終わらせる
遊びに行ったりテレビを見たりする前に、まず宿題や家庭学習を終わらせるのを習慣化することがオススメです。
1年生の段階では気持ちの切り替えが難しい場合が多いため、先に勉強をする方がスムーズでしょう。
短時間で集中して学習をするということも大事になってくるので、後に楽しみがある方がやる気はUPするはずです。
小学1年生のうちに家庭学習を習慣化できれば、この先の学習において大きな財産になります。
日々の生活はもちろん、夏休みなどの長期休暇のスケジュールを立てるときにも、このポイントを意識しておこなってみてくださいね。
家庭学習の習慣は早い方がいい?おすすめの勉強時間
家庭学習の習慣化は、必ずにも早ければ早い方がいいというわけではありません。
しかしながら、小学校1年生以前から机に向かう習慣を身につけておくと、就学した当初から自然と家庭学習時間が設けられるようになりますよ。
長時間座って集中することにも慣れるので、学校の授業にもついていけて「勉強が楽しい!」と思える機会も多くなるでしょう。
幼児期の学習習慣については「学習習慣はいつからつける?家庭のサポートで子どものやる気を育てる!」でもご紹介していますので、ぜひご参考ください。
もちろん、小学校入学後から身につけても全く問題はありません。
小学1年生のポイントは「学習習慣を身につけさせる」という線引きを意識し過ぎないことです。
楽しいことの延長線上に勉強が位置づけられたら最高ですね!
知りたいと思ったときに調べられるようリビングに辞書や図鑑を置いたり、博物館や美術館で本物を見せて勉強の世界と本物をつなげてあげる工夫も大切。
家庭ならではの学習方法はたくさんあります。
また、家庭学習を習慣化させるためには「何時から開始するか」「どのくらい行うか」というように時間を決めておくと良いでしょう。
オススメの勉強時間
各学年の学習時間の目安は、10分×学年と言われています。
小学1年生なら10〜20分くらいを目安にしましょう。
時間の長さはもちろん大事なのですが、それより大切なのは、時間は短くとも毎日続けることです。
オススメの時間帯は、平日なら学校から帰宅後すぐ、休日なら午前中や遊びに行く前です。
お伝えしたとおり「やりたいこと」の前に「やるべきこと」をやるという順序、これを基本にスケジュールを考えていきましょう。
小学1年生の家庭学習は、親子で少しずつ習慣化していこう!
家庭学習の習慣を身につけることは、その後の学習にも大きく影響します。
まだ勉強の難易度の低い小学1年生は、学ぶ楽しさを感じやすく良いタイミングのひとつです。
内容を復習してみましょう。
・小学1年生が身につけるべき勉強は「読み・書き・計算」
・家庭学習に集中できる環境を準備する
・学習習慣は、親子でいっしょに楽しみながら
・「やりたいこと」のまえに宿題や家庭学習をする
家庭学習を習慣化させるためには「何時から開始するか」「どのくらい行うか」というように時間を決めておくことも大事です。
小学1年生なら10~20分くらいを目安に、時間は短くとも毎日続けることを心がけましょう。
学習習慣をつけたい、家庭学習の定着をしたいなど、学習習慣のご相談も家庭教師のファミリーへお気軽にご相談ください!
著者ファミリー 代表 寺井俊行
大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。
常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。
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