英語の長文の効果的な勉強法とは?レベルアップするコツも紹介!
2022.04.21
ファミリー 代表 寺井俊行
こんにちは!家庭教師のファミリーです。
英語が苦手という生徒さんにとって、長文読解は難関ではないでしょうか。
今回は、長文問題が解けない理由や長文読解の勉強法、効果を上げるコツなどをご紹介します。
英語の成績を上げるのに近道はありませんが、基本をしっかりと押さえることで少しずつ長文が読める実感も湧いてくるはずです。
とはいえ、基礎といっても何から手を付けていいのか分からないですよね…。
でも焦らなくて大丈夫。
今回ご紹介するポイントを1つずつ確認しながら、一緒にがんばりましょう!
英語の長文読解ができない理由
英語の長文読解と聞くだけで嫌になってしまう人もいるのではないでしょうか。
長文読解の勉強法を知る前に、そもそもなぜ長文が苦手に感じるのか、その理由を見てみましょう。
英語の学習と言われると、とにかく英単語を覚えておけば大丈夫だと思っていませんか?
確かに単語の意味を知っていると英文が読みやすくなるのは間違いありません。
ですが、長文問題を解くには単語を覚えるだけではなく、英文法やSVOCといった英文構造の把握が必要なのです。
また、長文読解の設問を意識せずにただ英文を読んでいないでしょうか?
長文読解問題のゴールは「設問に答えて正解すること」です。
設問の内容を読まないまま読み進めても、いざ問題に答える時に「これ、どこに書いてたっけ?」「どこかでこの単語を見たな…。」と英文を読み返すことになってしまいます。
長文読解問題は時間との勝負。
読み返して答えを探す時間はもったいないですし、そもそも英文を読むスピードが遅いならなおさら解答時間が足りなくなってしまいます。
以上のことからわかるように、英語の長文読解には「コツ」が必要です。
ではどうすればいいのか、次でご紹介します。
英語の長文を読めるようになるための勉強法
英語の長文問題を解くためには基礎力をつけることが大切。
英語の基礎力とは、単語やイディオムなどの語彙力、SVOCといった英文構造を分解して文法を理解する力などです。
基礎力が身につけば、知らない単語でも意味を推測できるようになり、読解のスピードも上がってくるので、長文を読んで最後まで解き切ることができるようになってきます。
基礎力を上げる勉強方法について、詳しくご紹介します。
英単語やイディオムなどの語彙を定着させる
英単語や熟語、イディオムといった語彙力をつけることは、英文を読むためにとても重要です。
とはいえ、どんな単語でも手当たり次第に覚えていってもあまり意味がありません。
より効率的なのは、入試の傾向を踏まえて作られた参考書や問題集に出てきた単語を覚えていく方法です。
参考書や問題集で知らない単語や、意味は合っていたけれど自信がなかった単語が出てきたら、忘れないうちに単語カードや単語帳に書き込みます。
受験対策のために販売されている英単語帳を使っている場合は、その単語を調べて他の意味や例文もチェックし、印を付けておいて繰り返し見て暗記できるようにしましょう。
長文を読んでいる時に「この単語の意味は確か…」といちいち考え込んでいては時間がなくなり、最後まで解き切ることは難しいでしょう。
英単語を覚える時のポイントは、英単語を見た瞬間に意味が分かるまで徹底的に覚えることです。
1つの単語でも複数の意味を暗記する
1つの英単語が、複数のまったく異なる意味を持つ場合もあります。
1つの単語につき1つの意味しか暗記していない場合、その単語が英文の中で違う意味で出てきた時に対応できなくなってしまいます。
また、名詞としても動詞としても使われるなど、複数の品詞がある英単語も。
その単語が動詞として使われているのに名詞だと思い込んで読んでいたら、その文章の中に動詞が出てこなくて文章として理解できない、ということにもなりかねません。
英文の意味を正確に把握するのに重要な英文構造を理解するためにも、その単語には他にどんな意味があるのか、品詞は1つだけなのかをチェックして暗記することが大切です。
知らない単語の意味を推測しながら読む
ある程度単語や熟語を覚えて語彙力を身につけても、入試本番で初めて見る単語が出てくることも多いです。
知らない単語で詰まって読むスピードを落としていてはもったいないので、普段の勉強でも知らない単語を推測して読み進めるクセをつけておくのがおすすめです。
知らない単語が出てきたら、すぐに意味を調べたり諦めて飛ばして読むのではなく、前後の文章から単語の意味を推測します。
普段使っている日本語でも、知らない単語に出会ったら話のテーマや前後の話題から推測しますよね。
英語でも同じように推測し、当たりをつけてから辞書で意味を調べて答え合わせをするようにしましょう。
最初はできなくても、繰り返し考えることでできるようになってきます。
英文構造を理解して英文法を把握する
長文読解に効果的な勉強法として「英文解釈」があります。
英文解釈とは、S(主語)V(述語)O(目的語)C(補語)といった英文構造を見抜いて英文の意味を瞬時に理解する読解法です。
英文の構造が分析できるようになれば、英語長文が読みやすくなったと感じるでしょう。
長文読解を解くには必要なスキルです。
主語については、その文章で誰、あるいは何が主語になっているのかしっかり押さえながら読み進めましょう。
英文にはほぼ必ず主語が書かれていますが、itやthisなどの指示語が主語になっていることも多いです。
その指示語が何を指しているのかは、その前までの文章の中に答えがあります。
指示語の内容を押さえることで、その文章が何について書かれたものなのかを理解しやすくなります。
また、前の文章と次の文章との関係性を見抜くために、接続詞をチェックしながら読むクセをつけましょう。
and や but のような接続詞に注目すれば、前の文章に対して次の文章がどんな意見を述べるのかが把握しやすくなります。
英語の長文勉強法で効果を上げるコツ
英語の長文の勉強法は、これまで紹介した英語の基礎力をつけることが何よりも大切です。
ここでは、基礎力を身につけるための勉強法を、さらに効果的に実践するコツについてご紹介します。
音読する
英語は音読することでさらに頭に入りやすくなります。
音読によって英語を口で発音しながら耳で聞くことができるため、英文を長く記憶に残りやすくなるのです。
音読を長期的に続けることで英語のリズムに慣れ、英文をさらに覚えやすくなります。
音読は英文を覚えて英語力を定着させるのに役立つだけでなく、繰り返すうちに日本語訳をしなくても英文を理解できるようになってきます。
日本語訳をしながら英文を読むと時間がかかりますが、英文を英語のまま理解できれば長文を読むスピードも上がり、速読ができるようになるんです。
音読による英語の学習効果はとても大きく、長文読解を含むリーディングだけでなく、リスニングやスピーキング、ライティングの力も底上げされ、英語の総合力アップが狙えます。
もちろん、一朝一夕に英語力が上がるわけではないので、毎日数分でも、コツコツと継続することが大切です。
長期的なスパンで復習する
英語だけでなくどの教科の学習でも同じですが、復習はとても重要な勉強法です。
英語の場合は英単語などの語彙の復習はもちろん、以前解いた長文を再び音読したり、英文構造を改めて分析して読み直すことも効果的な復習になります。
復習を1回しただけではすぐに記憶から消えてしまいます。
大切なのは、時間をおいて繰り返し復習し、長く記憶に残るよう定着させることです。
英語は他の教科と比べても記憶すべきことが膨大なので、10回復習しても忘れてしまうことも多くあるでしょう。
過去に解いた問題集や参考書を定期的に見直し、記憶できていないものがあれば50回でも100回でも反復して復習することがとても重要になってきます。
英語の長文勉強法のコツは基礎をしっかり押さえることにあり!
英語の長文読解ができないのは、覚えている単語が少なかったり文法があいまいといった「英語の基礎が定着していないこと」が大きな理由です。
また、なんとなく英文を読んでいるので設問に答えられず、英文を読み直しているうちに時間がなくなってしまうというケースもあります。
英語の長文問題で成績を上げるには、英語の基礎力を身につけることが大切。
まずは英単語や熟語、イディオムを覚えて語彙力をつけましょう。
英単語には複数の意味や品詞を持つものも多いので、辞書や単語帳などでチェックしながら暗記するのがおすすめです。
また、知らない単語を推測する力も平行して身につけていきましょう。
英語の基礎力は語彙力だけでなく、英文構造の分析もポイントです。
英語の基礎力を効果的に伸ばすには、音読や復習が欠かせません。
1回学習したらすぐにできるようになるということはないので、成績アップや合格を目指して、根気よく勉強を進めましょう。
英語をはじめ、勉強法などでお悩みがあればぜひ家庭教師のファミリーへご相談ください!
著者ファミリー 代表 寺井俊行
大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。
常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。
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