be動詞とは?役割や使い分けをわかりやすく解説!

勉強のコツ

2022.12.28

ファミリー 代表 寺井俊行

こんにちは!家庭教師のファミリーです。

 

中学生の英語では、「is」や「are」といったbe動詞というものを習います。

be動詞は、物の状態や存在を表すときに欠かすことのできないもの。

 

これを押さえておけば、単語を組み合わせて基本的な文章を作ることが可能になります。

 

そこで今回は、be動詞についてわかりやすく解説します。

例文を参考に、be動詞の理解を深めていきましょう。

 

 

 

 

be動詞とは?役割や意味について知ろう

まずはbe動詞の役割と意味についてご説明します。

 

日本語では物事の動作や作用、状態、存在などを表す言葉を動詞と呼びます。

例えば、「歩く」「使う」などの言葉は、日本語の動詞にあたります。

 

英語の動詞には、be動詞と一般動詞の2種類が存在し、これらはそれぞれ次のような役割を担います。

 

【be動詞】

状態や存在を表す(〜である・〜にある・〜にいる)

例:is、areなど

 

【一般動詞】

be動詞以外の動作や作用などを表す

例:walk(歩く)use(〜を使う)like(〜が好きだ)など

 

be動詞は、「物事の状態または存在、存在している場所」などを表したい時に用いる動詞です。

 

be動詞の前には主語、後ろには補語となる名詞や形容詞が置かれ、「主語+be動詞+〇〇.」という形になります。

 

そしてbe動詞は、下記の例のように主語と後ろの言葉を=(イコール)で繋ぐ役割もあるんです。

 

例:This is a pen.(これはペンです)

 

この英文の「is」はbe動詞で、「〜である」という状態を表しています。

「is」は、主語である「This(これ)」と補語である「a pen(ペン)」をイコールで繋ぎ、これらが同じものを指していることを示しています。

 

このことから、この英文は「これはペンです」と訳されるのですね。

 

 

なお、be動詞は、主語や時制によって形が変化しますが、その数は限られています。

この使い分けについては、次の章でご紹介しますね!

 

 

 

 

be動詞の使い分けもわかりやすく解説!例文もチェック

ここからは、be動詞の変化と使い分けについて確認していきましょう。

 

be動詞の原型は「be」ですが、be動詞は主語や時制(現在形、過去形)によって「am、are、is、was、were」の5種類に変化します。

 

主語や時制による使い分けは、下表のようになります。

人称 単数/複数 主語 現在形be動詞 過去形be動詞
一人称 単数 I(私) am was
複数 we(私たち) are were
二人称 単数 you(あなた) are were
複数 you(あなたたち)
三人称 単数 he(彼) is was
she(彼女)
it(それ)
this(これ)
that(あれ)
その他名詞
複数 they(彼ら) are were
these(これら)
those(あれら)
その他名詞

 

be動詞は全部で5種類です。

 

よく耳にする「I am〜」「You are〜」「This is〜」といった文は、主語に応じてbe動詞を変化させたものなのですね。

 

be動詞は、「主語がIの時、be動詞はam」「主語がItの時、be動詞はis」、「主語がYouで文章が過去形の時はwere」など、主語および時制と合わせて覚えておきましょう。

 

また、この中には、異なる主語で同じbe動詞を使うものもあります。

例えば「are」は、主語が「you」でも「we」でも「they」でも使います。

 

それぞれの使い方を間違えないよう気をつけてくださいね。

 

 

 

be動詞の使い分けを例文でチェック

be動詞の使い分けを具体的に理解するために、主語別に例文でご紹介していきます。

 

例1)主語が「I」のとき

現在形:I am busy.(私は忙しい。)

過去形:I was busy.(私は忙しかった。)

 

例2)主語が「We」のとき

現在形:We are in the library.(私たちは図書館にいる。)

過去形:We were in the library.(私たちは図書館にいた。)

 

例3)主語が「You」のとき

現在形:You are a good teacher.(あなたはいい先生だ。)

過去形:You were a good teacher.(あなたはいい先生だった。)

 

例4)主語が「She」のとき

現在形:She is my friend.(彼女は私の友人だ。)

過去形:She was my friend.(彼女は私の友人だった。)

 

例5)主語が「These」のとき

現在形:These are popular games.(これらは人気のゲームだ。)

過去形:These were popular games.(これらは人気のゲームだった。)

 

このように、同じ主語と補語を使った英文でも、be動詞を現在形にするか過去形にするかで意味は変わります。

 

慣れてくれば、自然と主語や時制に合ったbe動詞が頭に浮かぶようになりますが、それまでは主語と時制によく注意しながらbe動詞を使いましょう。

 

 

 

 

be動詞を使った否定文・疑問文の作り方

次に、be動詞を使った否定文と疑問文の作り方についても見ていきましょう。

 

 

 

be動詞の否定文

be動詞の否定文は、次のような形になります。

 

「主語+be動詞+not+〇〇.」

 

be動詞の後ろにnotを付けることで、その英文は否定の意味を持ち、「〜ではない、〜にいない」と訳されます。

 

また、「be動詞+not」の部分は、次のように短縮することも可能です。

 

  • ・are not → aren’t
  • ・is not → isn’t
  • ・was not → wasn’t
  • ・were not → weren’t

 

なお、be動詞の「am」の否定形は「am not」となりますが、ほかのbe動詞のような短縮形はないので注意しましょう。

 

 

 

be動詞の疑問文

be動詞の疑問文は、次のような形になります。

 

「be動詞+主語+〇〇?」

 

主語とbe動詞の位置を入れ替え、be動詞を文の先頭に置き、文の最後にクエスチョンマークをつければ、疑問文が完成します。

 

この場合、「〜は〜ですか?、〜は〜にいますか?」などと訳されます。

 

 

 

否定文・疑問文の例文

否定文と疑問文を、それぞれ具体的に例文でもご紹介していきます。

 

例1)主語が「You」のとき

否定文:You aren’t a student at this school.(あなたはこの学校の生徒ではない。)

疑問文:Are you a student at this school?(あなたはこの学校の生徒ですか?)

 

例2)主語が「This」のとき

否定文:This apple isn’t yours.(このリンゴはあなたものではない。)

疑問文:Is this apple yours?(このリンゴはあなたのものですか?)

 

例3)主語が「He」のとき

否定文:He wasn’t happy.(彼は幸せではなかった。)

疑問文:Was he happy?(彼は幸せでしたか?)

 

英語の否定文の作り方については、「英語の否定文の作り方とは?「not」の使い方を詳しく解説!」でも詳しく解説していますので、参考にしてくださいね。

 

 

 

 

be動詞の短縮形も確認!

be動詞は、主語とbe動詞を合わせて短縮することもできますよ。

 

  • ・I am → I’m
  • ・We are → We’re
  • ・You are → You’re
  • ・He is → He’s
  • ・She is → She’s
  • ・It is → It’s
  • ・That is → That’s
  • ・They are →They’re

 

英文の中では、上記のような短縮系が使われることが多いですが、意味自体が変わることはありません。

 

 

 

 

be動詞とはわかりやすくいうと状態や存在を表す動詞

be動詞は、状態や存在を表す動詞のことです。

その原型は「be」ですが、これは主語や時制によって変化します。

 

be動詞の種類は「am、are、is、was、were」の5つ。

どの主語の場合にどのbe動詞を使うか、きちんと整理して覚えておきましょう!

 

また、be動詞の後ろに「not」を置けば否定文に、be動詞と主語の位置を入れ替え文末にクエスチョンマークをつければ疑問文になります。

「aren’t」「isn’t」など短縮形についても確認しておきましょう。

 

英文法は日本語の文法とは異なるため、苦手に感じる人もいるかもしれませんが、基本のポイントをしっかり押さえておけば応用が効き、中学英語はもちろん高校英語にも役立ちます。

慌てず、頭の中をきちんと整理しながら勉強を進めるようにしてくださいね。

 

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著者ファミリー 代表 寺井俊行

大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。

常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。

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