ギャンブルも数学のうち?

勉強のコツ

2017.11.07

こんにちは、認定プロ教師の齋藤です。
今回は確率の話です。

「確率」とは物事の起こりやすさを表した数値で、現在では中学2年生、および高校数学Aで学習する内容です。
今でも、降水「確率」のように目にすることも多い言葉だと思います。

さて、この確率を研究する「確率論」というものはどのようにして発達したのでしょうか。
実は、なんとギャンブルからスタートしたものなのです。

時は16世紀。数学者のカルダーノ(三次方程式の解の公式の発見者としてその名を知られています)は、
賭博師としても知られていて、いかにイカサマをして金を稼ぐかということを考えていたようです。
その時に、サイコロ賭博で勝つ方法を考え、初めて、確率論に関する著書を残しました。
この本の中には、今でも中学生が問題として目にする、「2個のサイコロを同時に投げる」時の目の出方や「3個のサイコロを同時に投げる」時に一番出やすい目は何かを考察しています。
ここで、「同様に確からしい」ことや「独立」といった確率における重要な概念が生み出されたのです。

また、時代を下って17世紀になると、2人のフランス人数学者フェルマーとパスカルの2人の文通を通じて、
起こりうるすべての場合の数を数え上げることで確率論がさらに深く議論されることになったのですが、
これも、きっかけは、ある貴族から相談を受けた、ギャンブルの掛け金の分配方法でした。

ギャンブルは数学の発展に貢献しているんですね。
ちょっと驚きです。

 

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