勉強を先延ばしにしがちな人へ。原因を知って今すぐ対策を!
2020.08.19
ファミリー 代表 寺井俊行
こんにちは!家庭教師のファミリーです。
やるべき勉強は分かっているのに、どうしても先延ばしにしてしまう。
その結果、時間が足りなくなって、直前に焦って良い結果につながらない。
多くの人とって、耳の痛い話ではないでしょうか。
やるべき勉強を先延ばしにするのは、決して良い習慣ではありません。
今回は勉強を先延ばしにしがちな人を4つのタイプに分類し、その特徴と原因、対策をお伝えします。
ぜひ参考にしてくださいね!
勉強を先延ばしにしてしまう原因はどこにある?
勉強を先延ばしにしてしまう、典型的な原因を挙げてみましょう。
まずは客観的に今の状態を見直すことで、的確な対策が取れるようになります。
ご自分がどの傾向にあるのか、ぜひチェックしてみてくださいね。
優先事項を整理できない
やるべきこと、やりたいことがたくさんある中で、最優先事項を優先して行うことができないと、結果的に大切なことが先延ばしになってしまいがちです。
どこからどう始めたらいいのかわからないなど、段取りが苦手な場合はなかなか進めません。
やるべきことが多く、いろいろなことに挑戦したいために最優先事項が的確に判断できていないなど、決してサボっている訳ではないのですが、時間が足りないケースもあります。
苦手・面倒なことを後回しにしてしまう
「苦手だな」「面倒だな」と感じるものは、つい後回しにしてしまいがち。
先に述べたように優先順位を整理するのが苦手なタイプだと、つい目の前の誘惑を優先させてしまいます。
また、具体的な勉強方法をイメージできていないことでも、想像以上に大変なことだと思ってしまい、面倒という思考につながってしまいがちです。
完璧に状況が整わないと進められない
取り掛かろうとする意欲はありますが、始める状況が何かしら整っていないことを言い訳にして、先延ばしにしてしまう場合も多いです。
計画していた勉強時間がしっかり確保できない、新しいノートの準備を忘れた、わからない部分を完全に理解してからでないと進めないなど。
完璧な状況を整えたいがために時間がかかり、結果先延ばしにしてしまうのです。
直前にならないとやる気が起きない
前日にまとめて覚えたり一夜漬けをしてなんとかなった場合、つい先延ばしにしてしまいがちです。
しかし実際は、駆け込みで詰め込んだ勉強は、クオリティーが下がることはあれども上がることはありません。
また、短期間で詰め込んだ学習内容は短期記憶となり、短期間で忘れてしまいます。
先延ばし癖を解決!今すぐ癖を直して勉強を進める方法
勉強の先延ばし癖を改善する方法をご紹介していきます。
優先事項を整理できるようにするために
優先順位をつける習慣を、普段から身につけることが大事です。
この場合、今するべきことを先に考えるというより、まずは目標(定期テスト、苦手克服など)と期日を決めて、逆算してみると計画しやすいです。
「何日までにこれを終わらせる」といった優先項目を、具体的に1カ月単位など定期的に組み立て、予め1日のスケジュールの中に最初から組み込んでしまいましょう。
これを続けていけば、優先事項を優先できる習慣を身に付けることができます。
苦手・面倒なことを後回ししないために
やる気が起こらない、苦手・面倒なことは後回しにしてしまいがちなタイプは、長期的な視点で対策を考えていきましょう。
まずは10分程度でもいいので、サッと終えられるような量とレベルの問題を用意し、毎日机に向かうことから始めてみましょう。
何も決めずいきなり取り組むと、大変なイメージから面倒になってしまいがち。
まずは簡単なもの→難しいものなどステージをいくつかに分け、スモールステップの成功体験を積み重ねていくと面倒さは軽減されます。
終えたら順にチェックしていくのも、達成感を得られて効果があるでしょう。
しっかりとした目的とルールがあるのならば、何らかの報酬を設定するという方法を試してもいいかも知れません。
楽しみを優先させるのではなく、これを終えたらできる!もらえる!という楽しみを先につくっておく癖をつけるのも大事です。
完璧に状況が整わなくても進められるようにするために
環境が整ってないことが気になって進まないという場合は、とにかく「5分だけ」始めてみるというルールを作って実行してみましょう。
何が揃っていないとか、何時間勉強しようなどはあまり考えず、とにかく今取り組めそうな勉強を行います。
5分経ってやっぱりやる気が出ない、あれとこれを準備したいなどあれば、中断や終わりにしてもいいというルールでも構いません。
大事なのは、まず始めてみること。
作業興奮といって、勉強をしているうちに他のことは気にならず、意欲が高まってくるケースの方が多いのです。
勉強を完璧に進めたいがために時間がかかり、するべき内容が先延ばしになってしまうタイプは、まず完全主義は捨てましょう。
たとえば問題集をわかるものも全て順に解いていく、ノートはきれいに書くなどにこだわって時間がかかりそうな部分は効率を考えること。
「どの問題から解くと効率が良いか」「この勉強は本当に必要か」など俯瞰で見て、最低限必要なことを書き出してみましょう。
そのうえで、1日の決めた時間内にできそうな内容だけを、優先順位をつけて計画できると良いですね。
小学生の低学年などまだ小さいうちであれば、保護者も一緒になって考えてあげましょう。
日頃からやる気を起こすために
まずは、やる気がなくても始められる癖をつけることが大事です。
スマホやゲームが気になる、温度や湿度などの環境が気になって、勉強モードに入りにくい場合も。
勉強するスペースは、気が散りやすいものが周りにない環境をつくっておきましょう。
前述した「5分だけ」など短い時間から勉強を始めてみるという方法も効果的です。
それを応用して、1セット10分の勉強時間と5分の休憩と決めて、数回に分けて取り組んで行く方法もハードルが低くなりオススメです。
環境を整え、勉強が「習慣」として身につけば、だんだんとそのペースに慣れてきます。
また、勉強のクオリティーが下がる、短期で詰め込んだ内容は身につかないなど、直前に詰め込む勉強法だとデメリットが多いことを知るのも必要です。
逆に、先に進めておくとどんな良い効果があるか、というメリットも挙げておくといいですね。
先延ばし癖は早期に解決して効率良い勉強を!
ついついしてしまいがちな、勉強の先延ばし。
先延ばししてしまうと時間が足りなくなるだけでなく、一気に片付けなくてはならないというストレスまで大きくなってしまいます。
お伝えした4つの傾向と改善策をまとめますね。
・優先事項を整理できない場合は、優先順位をつける習慣を普段から身につける
・苦手・面倒なことを後回しする場合は、短時間で終わらせられる課題を毎日続ける
・状況が完璧に整わないと始められない場合は、「5分だけ」ルールを実施してみる
・直前にならないとやる気が起きない場合は、やる気がなくても始められる癖をつける
勉強を先延ばしにする傾向に気付いたら、できるだけ早く癖をなくせるよう対策を取りましょう!
家庭教師のファミリーでも学習習慣に関するサポートをおこなっています。
お気軽にご相談ください!
著者ファミリー 代表 寺井俊行
大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。
常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。
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