勉強中に音楽はOK?聴くメリットデメリット、おすすめ音楽を紹介!
2021.11.30
ファミリー 代表 寺井俊行
こんにちは!家庭教師のファミリーです。
勉強に集中するために音楽を聴くという人も少なくはないと思いますが、実は勉強中に音楽を聞くと、状況によっては効率が悪くなってしまうことも。
音楽を聴く場合の注意点や、音楽を聴かなくても集中できるコツを知っておけば、勉強を進めやすくなるはずです!
今回は勉強中に音楽を聴くメリットとデメリット、さらに集中しやすいおすすめの音楽、音楽なしで集中するコツもご紹介します。
勉強中に音楽は聴いて良い?聴くメリットデメリットから解説
勉強中に音楽を聴くと周りの音が聞こえにくくなり、集中できる気がしたりやる気が出たりする人もいますよね。
ここでは勉強中に音楽を聴くメリットとデメリットを確認してみましょう。
音楽を聴くメリット
音楽を聴くことで勉強にプラスになるという科学的根拠はなく、基本的にはおすすめできるものではありませんが、以下のようなメリットにつながることもあるとされています。
やる気が出やすい
好きな音楽を聴くと脳が活性化し、ドーパミンが分泌されます。
このドーパミンの影響で気分が良くなり、勉強のやる気へとつながります。
勉強を始めるのになかなか机に向かう気分になれないときには、まず音楽を聞いてやる気を出すのも一つの方法ですね。
集中しやすくなる
特に好きな音楽を聴くことで、脳波の状態がα波となるといわれています。
α波は身体をリラックスをさせたり、ストレスを鎮める効果が期待でき、集中力が上がりやすくなるということも。
特に自然音が流れるBGMや、モーツァルトの音楽などには「f/1ゆらぎ」といわれる効果があるとされ、ゆらぎの音を聴くとα波が脳波に現れ集中しやすくなるといわれています。
長時間の勉強でも続けやすい
長時間音楽のない空間で勉強をしていると、ふと集中力が切れてしまったときにスマホを触ってしまい、気づけば時間が経ってしまったりすることも。
音楽に意識を向けることでリフレッシュでき、勉強を再開しやすくなるというはあるでしょう。
また、音楽があると周りの雑音が遮断され、一人で勉強する世界に入り込みやすくなるので、長く勉強を続けやすい環境とも言えます。
音楽を聴くデメリット
音楽を聴きながら勉強をすることで、次のようなデメリットも考えられます。
デメリットを踏まえた音楽の選び方、頻度を考えればうまく活用できるかもしれません。
音楽の歌詞に意識が向いてしまう
どれだけ周りの雑音がなくなったとしても、歌詞がある音楽では集中しづらいと言えます。
勉強していたつもりでも、音楽に意識がいってしまうと意外と頭に入っていなかったりと、効率が落ちてしまうことも。
音楽がないと集中できなくなってしまう
音楽を聴きながら勉強をする癖がついてしまうと、音楽がない状態で問題を解くときに違和感を感じてしまい、集中できなくなってしまうこともあります。
試験の環境に慣れておくことを考えると、音楽は聴かずに勉強することに慣れておくのも大切なことですね。
勉強中に音楽を聴くなら、こんな点に注意!おすすめの音楽も
デメリットを知っていても、やっぱり勉強をする時に周りの雑音が気になってしまい、音楽を聴いて勉強したい!となることもあるでしょう。
そういったときには、これから挙げる注意点に気をつけて音楽を選んでみましょう。
比較的勉強に集中しやすい音楽についても、具体的にご紹介します!
勉強中に音楽を聴く時の注意点
以下の4つの点に気をつけて、取り入れてみましょう。
歌詞のない音楽、BGMにする
歌詞がある曲だと、初めは集中していてもふとした時に歌詞に意識が向きやすくなってしまいます。
勉強と関係のない内容が聞こえてしまうのは、やはり効率の良いものではありません。
できるだけ歌詞がない音楽を取り入れましょう。
リズムの激しい音楽は避ける
音楽の好みは人それぞれですが、勉強をしながら聴くという点ではガチャガチャと激しい音楽は、どうしても音楽に意識が向いてまいがちです。
ゆったりとしていたり、聞いているのを忘れるくらいの音楽の方が、より勉強に集中しやすい環境と言えるでしょう。
学習内容によって音楽を取り入れるかを判断する
音楽によって集中力が上がり、比較的効果があるのは、単純作業と言われています。
なので、文章問題など考えを巡らす内容には向いていません。
音楽を聴くなら、単純な計算問題や漢字練習、英単語などの暗記科目などの場合にし、文章問題などしっかり考える勉強では聴かずに取り組むなど、状況によって決めるのも良さそうです。
おすすめの音楽も知っておこう!
歌詞がない音楽といっても、種類はたくさんあります。
どんなジャンルが良いか、おすすめをご紹介していきましょう。
クラシック音楽やジャズ
クラシックで特に有名なのはモーツァルトの楽曲です。
「f/1ゆらぎ」の効果で、脳をリラックスさせ集中しやすいといわれています。
モーツァルト以外のクラシックでも、ゆったりとした楽曲の方が音楽に意識が向きにくく、集中しやすいと言えます。
オーケストラなどのたくさんの種類の楽器を使った楽曲もいいですが、シンプルなピアノ曲や弦楽器だけの音楽も、落ち着いている楽曲が多いのでおすすめです。
ジャズを選ぶときにも、なるべく曲調の落ち着いているものを選ぶようにしましょう。
インストゥルメンタル
インストゥルメンタルとは、クラシックやジャズ以外での歌声のない音楽です。
ジャンルもロック、R&B、ピアノやギターなど様々あり、好みに合わせて選ぶことができます。
歌詞がない音楽で明るい曲など、自分の好みの音楽を聴きたい場合は、このジャンルから探してみると気分の上がる楽曲に出会えるかもしれないですね。
ヒーリング音楽
ヒーリング音楽も「f/1ゆらぎ」の効果が期待でき、リラックスすることができる音楽です。
勉強中に焦りや不安を感じたりしてなかなか集中できない時は、一度落ち着くためにもヒーリング音楽を取り入れてみると良いかもしれません。
自然音・ホワイトノイズ
川のせせらぎや雨、波の音など様々な自然の音が、作業用BGMとしてCDやYouTubeなどで出ています。
砂嵐の音で知られるホワイトノイズも、同様に周りの音を遮断しつつ、勉強の邪魔にもなりにくいとされています。
他の音楽と比べると、自然の音なので音楽を聴いているという感覚はなくなってしまうかもしれませんが、音楽のない環境に慣れるための初期段階にはおすすめですよ。
音楽がなくても勉強に集中するコツも紹介
音楽がなくても勉強に集中できれば、1番良いですよね。
集中しやすくなるおすすめの方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
適度に休憩を取る
長時間勉強をしていると、どうしても集中力は低下してきてしまいます。
集中力が落ちたまま勉強を続けるよりも、適度に体を休ませてリフレッシュしましょう。
外の空気を吸って深呼吸をしたり、休憩時間に軽い運動をすることで、脳がリフレッシュできるのでおすすめですよ。
学習スケジュールを立てる
机に向かってから勉強内容を考えると、「何をしようかな」と考えている時間が長くなってしまい、集中し始めるのが遅くなってしまうことも。
また、「ここまででやったら終わり」と決めると、先が見えることで集中することができるので、事前スケジュールを立てておくと良いですね。
集中しやすい環境を整える
自分の部屋で集中できない場合は、自宅のリビング、図書館、カフェなど環境を変えてみるのも良いでしょう。
自宅での勉強の場合は、漫画やなど周りに勉強と関係のないものがたくさん置いてあると気が散りやすくなってしまいます。
関係のないものは整理整頓して見えないところへ収納することも、環境づくりの1つです。
また、わからない問題が出てきた時にどう解決するかを決めておくことも大切です。
すぐに誰かに聞ける環境を整えておいたり、次の日にまとめて先生に質問できる準備をするなど、解決方法を決めておきましょう。
勉強中の音楽は内容を選んで!なくても集中できる環境を
勉強中の音楽は、やる気が出やすく集中力も高まるといわれることもありますが、文章問題などでは集中することへの妨げとなってしまう場合もあります。
できるだけ勉強だけに集中でき、音楽に意識が向きにくいジャンルを選ぶことがポイントです。
おすすめは歌詞のない音楽。
具体的なジャンルとしてはクラシックやジャズ、インストゥルメンタルや自然音楽、ヒーリング音楽があります。
また、音楽を聴きながら勉強をする癖がついていると、テストや試験では音楽を聴くことができないので、落ち着かず集中できないという事態になってしまうことも。
勉強内容に合わせて音楽を取り入れ、音楽がなくても適度な休憩を取ったり学習環境を整えることで集中力を高めるのも大事。
勉強中に集中力が落ちやすい場合は、参考にしてみてくださいね。
学習方法でのお悩みはぜひ家庭教師のファミリーへご相談ください!
著者ファミリー 代表 寺井俊行
大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。
常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。
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