勉強場所を変えるメリットは?おすすめの場所や集中のコツなど解説
2020.10.29
ファミリー 代表 寺井俊行
こんにちは!家庭教師のファミリーです。
家庭学習や自習において、集中し効率よく学習を続けられるかどうかは重要なポイントです。
ですが、学校・塾以外の環境ではテレビやマンガ、インターネット、SNSにゲームなど、お子さまにとっての誘惑がとても多いのも事実です。
また、自室にベッドやソファーがあって休憩しやすいことや、入浴時間やごはんの時間が指定され作業を中断せざるを得ないなど、勉強に特化できない環境だからこそ陥りやすい家庭学習のデメリットもあります。
今回は「勉強場所を変える」をキーワードに、そのメリットやおすすめの勉強場所についてご紹介します!
勉強場所を変えるメリットとは?
「集中力に自信がない」というお子さまが今使用している勉強場所は、お子さまにとって最適ではない可能性があります。
そんなとき、思い切って勉強場所を変えてみると好転することも珍しくありません。
勉強場所を変えることには、次のようなメリットがあります。
他者の目を意識させることで集中力をUP
自室のあるお子さまは親の目が届きにくく、特に自己管理が不得意な場合、学習時間の管理や学習内容の進捗度合いを一人で確認するのが困難になりやすいです。
また、自室では誘惑に負けやすく、机に向かっている割に実際の学習には至っていない…ということも珍しくありません。
自室以外の場所で学習すると堂々と休むことも難しく、まだ小さいうちは一緒に取り組むことで伸びる部分も多いです。
他者からの刺激を遮ることで集中力をUP
図書館や地域の生涯学習センター、塾の自習室など、静かで適度に周りの目がありながらも誘惑を遠ざけやすい環境に身を置くことで集中して勉強しやすくなります。
また、自室がない子にとっては静かな環境で短時間集中した方が効率よく学習できます。
環境の変化の影響を受けないトレーニングとなる
物事を記憶するとき、人は周りの環境と記憶すべき事柄を紐づけると、効率が上がるといわれています。
裏を返せば同じ環境でばかりインプットしていると、いざアウトプットする際に環境が変わると集中力が削がれる人もいます。
特に資格試験や学校受験など、日頃と違う環境でも実力を発揮しなければならない場合に備えて、必要な情報をどこでもアウトプットできるようトレーニングしておくのも一理あります。
おすすめの勉強場所は?変えるならこの場所!
お子さまの学習内容・学習意欲などに合わせて、いろいろな環境を試してみると、より効率がいい場所が見つかります。
一般的に、思考タイプの勉強よりも暗記タイプの勉強をするときには、騒音にならないにぎやかさが意外と学習の手助けとなります。
逆に集中して思考したい場合は無音か静かな音楽を聞くと効率が上がるといわれており、それをふまえて場所を選ぶのもいいでしょう。
同じことをずっと続けていると脳は疲れが蓄積していきますが、新しいことをスタートさせることで再度活発に働きます。
それを活かして、勉強する場所は2つ以上決めておくのがおすすめです。
一定期間を過ぎたら変えるなどローテーションすることで、記憶力や学習効率が上がります!
以下の場所を参考に、日によって変えてみましょう。
リビング
親も補助することができるため、効率よく集中して進められます。
家族みんなが受験勉強を支えていると理解してもらえるため、やる気がUPするという面もあるでしょう。
ただし、もともと刺激の誘惑に弱いタイプには向いていません。
家族の声で集中力を削ぐ可能性もありますので、学習習慣が身についていない場合は、ドリルのように手短な課題をこなす場所としてとらえるといいでしょう。
公共施設の学習スペース
図書館や生涯学習センターの自習室は、いろいろな年代でそれぞれ目的の異なった人たちが学習している場所です。
基本的に静かで集中しやすいだけでなく、「自分の気持ちを奮い立たせるにはいい場所」という側面もあります。
もちろん、原則無料(コピー機など有料備品もあります)なのもありがたいところですよね。
カフェやファミレス
これは中高生以上で、自分で時間や気持ちを管理できる子に限っては有効です。
仲間と学習するのに声を出したり、飲み物を飲めるのも利点です。
しかし仲間と話したり、軽食を食べたくなったりと周りの刺激が強く、誘惑に負けやすい側面も持っています。
また、長時間滞在するのも難しいので、短時間の答え合わせや暗記、情報交換を中心に行うといいでしょう。
友人宅
会話ができ、違う環境で勉強したいときに手軽な友人宅は、短時間で問題の解き方や学習の要点を教えあったりするのに向いています。
「短時間」という表現をするのは、友人にとっては自宅ですので、どうしても中だるみしやすい側面があります。
あくまで、普段の学習の補強という面で利用するのがおすすめです。
勉強場所を変えて集中するコツも知ろう
勉強場所を変えて集中力が上がっても、続く工夫もなければ意味がなくなってしまいます。
まずは自身にあった集中するコツを見つけるのがポイントです。
集中力を上げるポイント①:外部刺激を遮断する
外部刺激には次のような例があります。
- テレビ
- スマホ
- インターネット、SNS
- 家族など周囲の声
- 好きな芸能人などの情報(ポスター、雑誌など)
外部刺激は適度であればリフレッシュの材料になりますが、裏を返せば集中力が途絶える原因となります。
外部刺激を遮断する方法②:アラームはスマホ以外で
時間を区切って勉強した方が効率がいい、試験に合わせた時間で勉強する訓練をしたいとき、アラームをつけて学習することは効果があります。
しかし、アラームをスマホで起動するのはおすすめできません。
SNSなどの通知画面が見えるたびに、集中力を削がれる要因となってしまいます。
外部刺激を遮断する方法③:必要に応じて耳栓などを導入
リビングが狭い・家族が多いなど、外部刺激を遮断しづらい環境の場合は、音を遮断する耳栓やヘッドフォンなどを取り入れると良いでしょう。
刺激を軽減するアイテムを導入すると、それ以外の環境は変わらなくても集中できる可能性が高まります。
集中力を上げるポイント④:複数の環境を計画的に切り替える
メインの勉強場所が決まっている場合、暗記は移動中にこの方法、文章問題はここでやるなど、場所ごとに区切りをつけて学習するとその効率が高まります。
可能であれば時間帯のパターンも関連付けるとより効果的でしょう。
勉強場所を効率よく変えると、成績アップも夢じゃない!
勉強場所を変えることは気分転換や集中力アップにつながりやすく、適切な場所で勉強することで結果として成績アップ効果も期待できます。
また、一定期間を過ぎたら変えるなどローテーションすることでも、記憶力や学習効率が上がります!
ただし、かならずしも場所を変えれば効率アップするとは限らず、お子さま一人一人の学習環境や性格、勉強内容に合わせて適切な場所を助言してあげることでより適切な学習習慣が身につきます。
勉強場所を変えることは難しいけど、二人三脚で学習したい!と思ったら、家庭教師を活用するのもおすすめですよ。
著者ファミリー 代表 寺井俊行
大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。
常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。
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