【第十九夜】 ★さそり座
2017.10.20
伊井
【第十九夜】 ★さそり座
こんにちは。家庭教師のファミリー認定プロ教師の伊井です。
今回は、さそり座のお話をしますね!10月24日から11月22日生まれの人はさそり座です。
さそり座には、アンタレスという明るい赤い星があります。アンタレスとさそり座の一番の見ごろの時期は8月中旬ごろ。南の低い夜空にあることが多いので、高い空にある夏の大三角だけに注目していると、見落としちゃいますよ!
さそり座の伝説としては、ギリシア神話のオリオンの天敵としてのお話が有名ですね。オリオン座とさそり座が同時に空には昇らないのですが、その理由を説明しきったエピソードは見事ですよね!
ちょっと有名すぎるので、今回はギリシア神話以外のお話です。
今でいうニュージーランドの近くにマウイという半神半人の若者が住んでいました。マウイとその兄弟たちは腕のいい漁師だったのですが、マウイだけはいつも兄弟に仲間外れにされ、一人で漁をしていました。マウイの腕がダントツに良すぎて、連れて行きたくなかったのかもしれません。とうとう、釣りに使っていた釣り針も兄弟に取り上げられてしまいます。どうしても兄弟仲良く漁に行きたいマウイは、釣り針を自作します。……気持ちが強すぎたのでしょうか、釣り針には魔法がかかります。
次の日、またまたマウイをのけ者にして船を出した兄弟たちですが、船の中にマウイが隠れていることに気付きませんでした。
釣りに熱中していた兄弟たちは、いつの間にか船にマウイがいるもので驚きます。やめさせようとするのですが、後の祭でした。あっという間に船の中はマウイが釣りあげた魚たちであふれかえります。大漁、大漁!
このままでは、船が沈んでしまいます。「これで魚がかかったら最後にしよう」と、マウイが投げた針に大物がかかります。怪力のマウイですら引き揚げられないような超大物です。兄弟で力を合わせて何とか引き揚げると……なんとそれは魚ではなくて、島だったのです!この島が、ニュージーランドの北島と言われています。
その釣り針が、魔法のアイテムとして星座になりました。ニュージーランドの古い星座である『マウイの釣り針』が、ほとんどそのままさそり座です。
星に関する神話は、ギリシア神話だけではありません!興味がわいたら調べてみると面白いお話がいっぱいありますよ!
では最後に、さそり座の皆さん!
これからの1か月間で誕生日ですね!おめでとうございます!
著者伊井
認定プロ教師
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