【第二十九夜】★流星と火球のお話

伊井先生の天体コーナー

2018.01.09

伊井

【第二十九夜】★流星と火球のお話

こんにちは。家庭教師のファミリーの認定プロ教師伊井です。
本年もよろしくお願いいたします。さて今回は、流星と火球のお話をしますね。

ここまで色々な流星群のお話をしました。流星群の正体は彗星の忘れ物だというお話もしましたが、全ての流星がそうというわけではありません。
彗星の忘れ物であろうとなかろうと、地球に突っ込んできた小石や砂つぶが流星物質(流れ星の元)です。
そして流星のうち、やたらと明るいものを『火球』と言います。……具体的に何等級以上の明るさなら火球という決まりはありませんけれども。笑

この流星物質そのものが燃えて光っているだけではありません。実は、大気(空気)も光っているのです!
突っ込んできた流星物質は、そのものすごいスピードで空気を押しつぶします。圧縮されたものは、温度が上がります。温度が上がりすぎた空気は、電気のパワーを宿したプラズマというものに変わります。このプラズマの強すぎるエネルギーの一部が光に変わるんです!
これが流星が光る理由です。……実は、流星物質のせいで大気が発光する現象のことを『流星』というんです……けど……ちょっと細かすぎますかね。笑

もちろん流星物質自体も空気の熱を受けて高温・プラズマになります。どんどん空気中に散って、燃え尽きてしまうと空気をつぶせなくなってしまうので、発光しなくなってしまいます。
流星の明るさは流星物質の大きさなどによって変わるわけですね。大きければ、燃え尽きるまでに時間がかかるわけですから!

大きな小石が地球に飛び込んでくれれば、それだけ火球が見られる可能性があります。しかし、燃え尽きずに地球に衝突するものも出てきます。燃え尽きずに地球に落っこちてきて、それでも形が残っているものを『隕石』と言います。隕石が地球に結構な被害が出ることもあります。汗
火球は見たいけど、地球にぶつかって被害が出ると困る……何事もほどほどが一番ですね。笑

教育情報コラム

著者伊井

認定プロ教師

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