大学受験にかかる費用とは?費用の平均や内訳、抑える方法をご紹介!

受験のこと

2021.06.18

ファミリー 代表 寺井俊行

こんにちは!家庭教師のファミリーです。

 

大学受験には、準備段階から試験本番までの様々な場面でたくさんの費用がかかるため、大学に入る費用だけを考えていると思わぬ誤算になってしまいます。

 

前もってどのくらいの費用がかかるか知っていると、計画的に準備を進められますよね。

 

今回は大学受験にかかる費用の内訳や平均の総額、費用を抑えるポイントをご紹介します。

 

 

 

大学受験ではこんな費用を想定!受験料から入学にかかる費用まで

大学受験では受験料の他にも、意外と多くの費用がかかります。

それぞれの内訳ごとに、金額の目安をみていきましょう。

 

 

 

①願書

大学を受験する際には、まず願書が必要です。

願書は無料の場合もありますが、1枚につき300円〜1,500円ほどかかることもあるようです。

その他に願書の送料・証明写真の費用も必要になります。

 

最近はネット出願を採用している大学が増えていますが、その場合は費用がかかりません。

 

 

 

②受験料

入試方法や受験大学によって異なりますので、ここでは3パターンをご紹介します。

 

 

大学入学共通テスト

2020年までは「大学入試センター試験」でしたが、2021年から「大学入学共通テスト」に切り替わりました。

金額は変わらず、2教科以下の場合は1万2,000円、3教科以上では1万8,000円と受験科目によって変動し、成績通知を申し込む場合は800円がさらに必要となります。

 

 

国公立大学

受験料は上記の大学入学共通テストの他に、二次試験の受験料が1校につき約1万7,000円かかります。

 

 

私立大学

大学や学部によって異なりますが1校あたり約3万5,000円、歯学・医学系の大学では4万〜6万円ほどが目安です。

 

私立大学ではいくつかの学部・学科を併願できるため、その分もプラスで受験料が必要になりますが、複数受験で受験料の割引制度がある学校もあります。

 

 

 

③交通費・宿泊費

受験料のほかに、受験会場まで行くための交通費もかかります。

遠方の場合は特に、飛行機や新幹線での移動になったり、前日に現地で宿泊するための宿泊費が必要になる可能性もあります。

 

ただ、最近では「地方試験」を開催している大学も増え、私立大学だけでなく国公立大学でも実施しているところもあるようです。

 

仮に、地方から東京の大学を複数受験するとなると、何度も行く場合は更に費用がかかります。

事前に試験会場の開催地も確認しておくと計画も立てやすいですね。

 

 

 

 

大学受験にかかる総費用の平均はどのくらいになる?

大学受験でかかる費用の内訳についてご紹介しましたが、総額はどのくらいになるのか、だいたいの目安も知りたいですよね。

 

例えば国公立大学2校、私立大学1校で受験をするとなると、大学入学共通テストで1万8,000円、二次試験の1万7,000円が2校分で3万4,000円、私立大学が3万5,000円で合計すると8万7,000円になります。

 

さらに遠方で交通費が往復で5万円、宿泊費が8,000円ほどで想定すると、2泊3日の滞在で6万6,000円となり、合計すると15万3,000円にもなります。

 

私立大学を複数受験する場合は、さらに費用がかかってくるのがわかりますね。

ちなみに、2020年の日本政策金融公庫の調査では大学受験にかかる費用の平均は30万〜35万だったようです(受験料、交通費、宿泊費が含まれています)。

 

受験費用の平均値
国公立大学 30.5万円
私立大学 文系 35.5万円
私立大学 理系 31.9万円

参考:教育費負担の実態調査結果 日本政策金融公庫 (2020年)

 

複数の大学を受験する場合は、早めにしっかりと受験プランを立てておくことが、思わぬ出費を防ぐポイントになりそうですね。

 

 

 

大学受験の費用を抑える方法も知っておこう!

意外と出費の多い大学受験ですが、費用を抑える方法もいくつかあります。

事前に計画して、早めの検討をしてみましょう。

 

 

 

受験校を絞り込む

多くの方が複数の大学の受験をされると思いますが、上記のとおり複数の大学を受験するということは願書や受験料など、それだけ費用がかさんでしまいます。

むやみに受験校を増やさずに、しっかりと志望校を絞り込めると良いですね。

 

 

 

同大学での併願割引が受けられる学校を選ぶ

同じ大学での複数の学部や学科を受験する際に、2件目以降の受験料が割引になる「併願割引」という制度を取り入れている学校もあります。

学部選択で迷っている場合は、有効に利用しましょう。

 

 

 

共通テスト方式を活用する

近年では、私立大学の場合でも大学入学共通テストのみ、もしくは学部の試験との併用で受験できる「共通テスト方式」が多くなってきています。

 

例えば複数の学部を受験する場合、私立大学は1校あたり約3万5,000円なので2つの学部をだと7万円かかりますが、共通テストを採用している学校を選べば2万4,000円で済みます。

ただし、募集人数が少ない、合格ラインが高いなどの考慮点はあるでしょう。

 

 

 

地方受験を受ける

地方に住んでいる受験生のために、大学がその地方にある大きな都市で試験を行うという入試方法です。

自宅から受験会場への交通費や宿泊費の負担を減らすことができます。

 

受験方法や日程の工夫を事前に考えておけば、最低限の移動で受験をすることも可能となってくるでしょう。

 

 

 

国の修学支援制度・教育ローン・奨学金を利用する

大学入学への資金を捻出するのがどうしても難しい場合は、国の修学支援制度や奨学金などといった制度の利用や、教育ローンなどの検討をしておくのも一つの手です。

 

教育ローンは受験費用に充てられるものもありますし、修学支援制度や奨学金でも入学金や授業料の負担を減らせる分、受験に関する費用に回せます。

心配な方は早いうちから情報を集めておいても良いかもしれません。

 

 

 

 

自分に合った費用を抑える工夫を取り入れ、安心して大学受験を!

受験費用は国公立大学と私立大学で受験料が大きく違ってきます。

平均すると交通費や宿泊費等を含めて30万〜35万円。

 

遠方の場合は地方受験に対応している大学かどうかの確認や、受験日程の工夫が必要です。

大学受験そのものの費用を抑えるには、受験校の絞り込みをしっかりとすることや、私立大学の個別受験よりも大学入学共通テストを利用することで、複数の大学受験でも費用を抑えることはできます。

 

また、奨学金だけでなく併願割引など、大学によって設けている費用を抑えられる制度も事前にチェックしておくと良いでしょう。

 

できることなら抑えたい、大学受験費用。

それぞれのご家庭の状況に合った選択ができると良いですね。

 

大学受験に関するお悩みもぜひ家庭教師のファミリーへお気軽にご相談くださいね!

 

著者ファミリー 代表 寺井俊行

大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。

常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。

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