【富山県の高校受験】仕組みを解説!流れやポイントなどもご紹介
2021.04.22
舟川 圭祐
こんにちは!家庭教師のファミリー認定プロ教師の舟川です。
今回は富山県で高校受験をされる方へ、富山県の高校入試の詳しい仕組みや流れについてご説明します。
内申点や合否判定の基準などもよく理解していただき、万全の準備をしていきましょう!
【富山県の県立高校受験】仕組みと勉強のポイント
富山県の県立高校入試には、推薦入試と一般入試があります。
推薦選抜においては主に内申点が重要となり、一般選抜においては内申と学力検査の結果がバランスよく見られるというのが特徴です。
公立受験までの流れや仕組み
公立高入試は、まず2月に推薦選抜、その後3月に一般選抜という流れで行われます。
一般選抜については、入学者が募集人員に達しない場合は二次募集がある場合もあります。
二次募集は、出願先に一般選抜の結果が送られて選抜されるため、筆記試験は行われません。
推薦選抜、一般選抜ともに内申点が合否判定の基準に加わりますが、その算定方法は同じです。
<内申点の算出方法>
①学習の記録
・2年生学年末の9教科×5段階=45点
・3年生2学期までの9教科×5段階×2=90点
②特別活動などの評定=15点
以上の合計150点です。一部高校では、傾斜配点を採用している場合もあります。
※9教科は英語、数学、国語、理科、社会、音楽、美術、保体、技家
<推薦選抜の合格者判定方法>
全ての受験者に面接を実施します。また、作文・実技検査を実施する場合もあります。
具体的な試験内容や採点基準については各校の裁量に委ねられていますので、高校の受験要綱やホームページ、または中学校の先生に確認する必要があります。
合否の判定は調査書、推薦書等の書類の内容(主に内申点)と、面接その他の実施検査の結果を総合的に判断して行われます。
<一般選抜の合格者判定方法>
5教科(英語、数学、国語、理科、社会)の学力検査があります。
各教科50分40点満点の合計200点満点です。(英語は聞き取りテストも含まれます)
一部の高校では、面接や実技検査が実施される場合もあります。
合否の判定は、内申点(150点満点=学習の記録135点+特別活動など15点)と学力検査(200点満点)の合計(350点満点)で行われます。
面接や実技検査がある高校では、その結果も踏まえて判定されます。
一部の高校では傾斜配点を行う場合もあります。
ただし、内申点または学力検査の結果が募集定員の上位10%にある場合は、その結果をもって合格判定を行うことが可能になっています。
つまり内申点が低くても、当日の学力検査で逆転もあり得るということです。
各教科のポイント
それでは、各教科の勉強のポイントを見ていきましょう!
<英語>
ここ数年の出題傾向に大きな変化はないので、過去問をしっかり研究しておきましょう。
特徴としては、読解の比重が大きいことです。
文法力も重要ではありますが、文法力だけでは太刀打ちできません。
語彙力という基礎力がまず求められ、いずれの出題形式でも日本語英語問わず記述力が問われているところです。日ごろから意識して練習しましょう。
<数学>
問題量が多いので、時間配分を考えて取り組むことが必要です。普段からスピーディーかつ正確に情報処理する訓練が必要です。
さらに、思考力を問われるのでさまざまなパターンの問題に幅広くチャレンジして練習しておきましょう。
例年の傾向であれば、一次関数を絡めた問題が多いのが特徴です。
<国語>
問題により難度には幅があるので、基本的な問題で失点しないよう意識しましょう。
説明問題や選択問題、並べ替え問題など出題形式のバリエーションが多いので、色々な出題パターンに慣れておきたいです。
古文、漢文対策も忘れずに行う必要があります。
<理科>
4分野(物理・化学・生物・地学)それぞれからバランスよく出題されます。
年度、分野によって難易度は様々ですので、まずは基本問題を確実に解くことが重要です。
まずは教科書に出てくる用語やグラフなどをしっかりと理解し、理解したことを、演習によって使いこなせるところまで演習を行う必要があります。
<社会>
問題数が多めなので、時間配分に気を付けてテンポよく解き進めることが必要です。
論述問題は、少し長めの文章を書くことが求められますので、練習しておく必要があるでしょう。
歴史においてはまず、時代判別ができるようになるところから始めましょう。
地理においては資料を読み取く訓練が必要です。
公民は用語の意味を理解した上で使いこなせることが求められます。
【富山県の私立高校受験】仕組みと勉強のポイント
富山県の私立高校入試は、公立と同じく「推薦選抜と一般選抜」があり、公立高校入試の前に終了します。
私立受験の流れ・時期・仕組み
私立高校の入試は推薦選抜(1月)、その後に一般選抜(2月)という流れです。
富山県には私立高校が10校あり、高校生の約5人に1人が通っています(2019年3月現在)。
各校とも独自の建学の精神に基づき、特色のある教育を行っています。
<推薦選抜>
試験内容は面接のみの学校、作文を課す学校など様々ですが、3教科(英語・数学・国語)の試験を課す学校が比較的多いようです。
公立一般入試との併願はほとんどの学校で可能ですが、試験スケジュールなどの兼ね合いから不可能な場合もあるので注意しましょう。
<一般選抜>
5教科(英語、数学、国語、理科、社会)の学力検査があります。
学力試験は各校によってそれぞれ作成されます。
私立受験の勉強ポイント
私立高校の入試問題は、各校が各校の方針に基づき、それぞれに作成されます。
そのため、受験校によってそれぞれに対策を考え、準備する必要があります。
ポイントを次の2つ!
1.過去問を手に入れよう
まずは過去問を入手して、どんな問題が出題されているのかを研究しましょう。
学校により出題傾向に違いがありますので、パターンを知ることが最初の一歩となります。
2.解ける問題を確実に
私立入試は、必ずしも満点を目指す必要はありません。
解ける問題を確実に解けるように学習しましょう。
富山県の高校受験の仕組みを知って、しっかりと準備しよう!
富山県の高校入試のポイントは以下の2つです。
- 県立・私立ともに高校入試には「推薦選抜」と「一般選抜」があり、私立高校入試→公立高校入試の順に実施される。
- 県立高校入試は、学力検査での得点と内申点がバランスよく必要である。
内申点を考慮すると、入試は中2から始まっているということです。定期テスト対策はもちろん、日ごろから授業態度や提出物などにも気を付けておきたいですね。
いち早く受験の仕組みを理解して対策を立てることが、志望校合格への大きな一歩になります。
私たち家庭教師のファミリー中学生コースは、お子さまの現在の学力や性格を考慮して、適切な対策を取ることが志望校合格への一番の近道だと考えています。
勉強に悩んだ時にはプロに力を借りて、合格への近道を探ってみてはいかがでしょうか。
しっかり準備を整えて、高校受験に備えてくださいね!
著者舟川 圭祐
塾講師・海外での指導経験を持ち、教育に対する情熱にあふれる教師!今何を対策すべきかを即座に見極め、基本事項の徹底から、性格に合わせた自習方法、学習スケジュールの組み方まで親身にレクチャー。
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