中学受験はしない方がいい?中学受験は子どもの意思も尊重しよう
2020.07.22
こんにちは!家庭教師のファミリーです。
中学受験をお考えになるご家庭が多くなる一方で、中学受験はしないほうがいい、または途中で公立中学へ進路変更をお考えになる方もいらっしゃいます。
中学受験に向いているお子さまもいれば、向いていないお子さまもいるでしょう。
向き不向きの判断については、大変悩むところですよね。
今回は中学受験にチャレンジするお子さまの資質にスポットを当てて、中学受験をするべきかしない方がいいか、決断のサポートをできればと思います!
中学受験はしない方がいいと言われるのはなぜ?
もちろん受験校のレベルにもよりますが、中学受験が簡単なチャレンジではないことはよく知られています。
その難しさも挙げられますが、中学受験はしない方がいいと言われる理由として、案外見過ごされがちなのが「中学入学後の勉強の大変さ」。
ここでは中学受験に必要な覚悟を、受験期と入学後に分けてご紹介していきます。
受験期
中学受験を決意して受験のための塾通いを始めるのは、小学4年生からが一般的です。
もちろんそれ以降のスタートでも良いのですが、そこから受験まで遊びや他の習い事に使っていた時間のほとんどを、受験勉強に費やすことになります。
中学受験をしない周りの子が遊んでいる中で、机に向かう時間が多くなるため、そういったストレスに対するケアも必要でしょう。
また、中学受験は親の受験と言われるほど、親や家族のサポートなしには成り立たないチャレンジです。
毎回の塾への送り迎えやお弁当作り、家庭内の勉強環境にも常に気を配る必要があります。
中学受験は学校の授業や独学だけでは難しいので、ほとんどは塾や家庭教師をつけることになるでしょう。
金銭面のサポートも不可欠です。
まず、こうした覚悟が子にも親にも求められます。
入学後
俗に「燃え尽き症候群」などと呼ばれますが、中学受験を終えると張り詰めていた糸が切れてしまうケースも多く見られます。
中学受験をゴールと勘違いしてしまっている典型的な例です。
中学受験はひとつの目標ではありますが、最終目標ではありません。
中高一貫校に進学すれば、6年間を通じた独自のカリキュラムで授業は進み、宿題も多くペースも早いです。
公立校と違って学力レベルの足並みがある程度揃っているので、学習内容もそれに合わせて高度になります。
小学校時代に大きな苦労なく上位レベルにいたお子さまも、中学校では中〜下位レベルになりかねません。
入学後も、受験期同様もしくはそれ以上に勉強することが求められます。
こちらのコラムもご参考くださいね。
私立中学の勉強についていけないと悩んだら。要因と対策を解説!
中学受験に向いている子もいれば向かない子もいる!
中学受験をするかしないかは、もちろんご家庭の教育方針によります。
ただしその教育方針は、お子さまに合った教育方針であるべきで、親のエゴを押し付けるのは良くありません。
中学受験には向き不向きがあります。
性格的な要因もあれば、タイミングという要因もあります。
中学受験よりも高校受験の方が頑張れるお子さまもいるでしょう。
中学受験に向いているお子さまの例をいくつか参考に挙げていきますので、今のお子さまと照ら合わせてみてください。
素直に人の意見を聞き入れやすく、約束をしっかり守れる子
親の言うことや人からの意見を素直に聞ける子であれば、受験をスムーズに進めやすいです。
親子関係がそのような状態にある子、と言ってもいいでしょう。
反抗期で親と口も利かないといった状態では、親子二人三脚での中学受験はとても乗り切れません。
また、約束を守れる子であることも重要です。
約束をしっかり守れる、一度決めたことは遂行できる意思の強さは受験において大切なポイント。
テレビやゲームをする時間を守ることができる、その日の宿題や立てた計画に沿って勉強を進められるなども判断基準となるでしょう。
長時間でも集中して机に向かっていられる子
中学受験の勉強は、塾や家庭教師に習うことがほとんどです。
学校の授業が終わった後、さらに数時間、塾や家庭教師の授業を受けることになります。
その後、学校や塾などの宿題を終わらせなければなりません。
それくらいの時間を、うまく息抜きをしながら集中して机に向かえる子でないと、とてもこなしきれないスケジュールでしょう。
自己管理能力が高く、優先事項を実行できる子
約束を守ることとも通じるところがありますが、自分を律して行動できる子であることが大切です。
楽なことに流されず、優先事項を考え、時間を有効に使える能力が必要です。
また、手洗いうがいや早寝早起きなど、生活習慣が整っていて体調管理ができていることも重要です。
「忘れ物をしない」というのも重要な自己管理能力のひとつですね。
自ら目的意識を持って勉強できる子
そもそも、中学受験はしなくてもいいチャレンジです。
しかし一度すると決めたら、その道のりは険しいものになります。
自ら中学受験にチャレンジしたい、志望校に合格したいという目的意識を持った子でないと、とても続かないでしょう。
親がなだめすかして仮に受験を終えることができたとしても、それがその後に良い結果をもたらすかどうかは難しいところです。
動機はなんであれ、自ら学ぶ意思を持って学べる子である必要があります。
こちらのコラムもぜひご参考くださいね。
中学受験のメリットデメリットは?子どもにとっての良い選択
中学受験は子供の意見を大切に!
中学受験は、お子さまの意見をぜひ大切にしてください。
中学受験に必死になればなるほど、この当たり前のことを忘れてしまうケースをよく見かけます。
中学受験を検討されるのであれば、まずはお子さまと一緒に学校の情報集めから始めましょう。
お子さまの意見を聞くことを軸として、親の考えも伝えられると良いですね。
親子で本当に行きたい、行かせたいという学校があるかどうか。
もし中学受験を決断するのなら、どのような覚悟が必要になるのか、よく話し合うことが大切です。
忘れてはいけないのは、このチャレンジはいつでも止められるということ。
ただし、決断はネガティブなものであってはいけません。
一度決めた以上は、全力でチャレンジしたという事実だけは刻まれていなければなりません。
その上での決断であれば、未来につながる良い経験に変わるでしょう。
それに、中学受験を止めたからと言って、勉強をしなくていいということではありません。
次なるチャレンジに向けてもう一度、準備をスタートしていきましょう。
中学受験の決断は、向き不向きを見極めてしっかり話し合いを
中学受験は、必ずしも通らなければならない関門ではありません。
ただし、受験することを決断したのであれば、かなりの覚悟と労力が求められます。
それだけに、中学受験はしない方がいいのでは…とお考えになる方も少なくありません。
中学受験には向き不向きがあります。
大事なのは、お子さまをよく見て意見をよく聞き、お子さまに合ったチャレンジなのかどうかを見極めるということです。
家庭教師のファミリーでは、中学受験にチャレンジされるご家族をサポートしています。
中学受験は特に、専門知識の質と量が結果を左右することが多いです。
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