高校受験直前に効果的な勉強法は?効率を上げて合格に近づこう!
2021.10.20
則友 美帆
こんにちは! 家庭教師のファミリー認定プロ教師の則友です。
高校受験が目前になってくると、なかなか思うように模試の成績が上がらなかったり、勉強すればするほど自分ができていないことが浮き彫りになってきたりと、焦りを感じている人もいるのではないでしょうか。
直前期に解けない問題に直面して、動揺したり「もうダメだ・・・」と落胆したり・・・受験のプレッシャーに押しつぶされそうになったりする方も多いかと思います。
受験勉強で大事なのは、焦らないこと!
焦って無理に難しい問題に取り組んだり、新しい問題集を解いたりしても成績は上がりません。
入試直前のおすすめ勉強法とやってはいけない勉強法について説明するので、参考にしてくださいね!
高校受験直前におすすめの勉強法
受験直前はより多くの問題を解いて、難しい問題にも対応できるようになりたいと考えてしまいますよね。
しかし、それはせっかく取れる点が取れなくなってしまう可能性もある危ない勉強法です。
それよりもまずやるべきことがあります。高校受験直前におすすめ勉強法は次の3つです。
①基礎問題を徹底的にやり込もう
受験に合格するとき、合格する人とできない人の違いはどこにあるか分かりますか?
多くの人が勘違いしていることですが、難しい問題を解けるかどうかで合格が決まるのではありません。
基本問題の正答率を上げること、これが受験を突破する第一歩です。
もちろん、難しい問題を解ける人は合格の可能性が高いでしょう。
でも難しい問題は一部の人しか解けません。ほとんどの人ができない問題なのです。
では、どこで差がつくか。
それは、基礎問題を間違わずに解答できているかどうかなのです。
合格するために、難しい問題に執着する必要はありません。それよりも、基礎問題を間違わずに解答できる力のほうが重要です。
「人間はミスをする」動物です。いかに注意力を上げても思いもよらないミスが起きてしまうのが普通の人です。
ではどのようにしてミスを回避するのでしょうか?それは「訓練」と「作業工程の確立」です。
簡単な問題でもミスは起きます。これを回避するには訓練が必要です。
勉強における訓練は「演習」つまり実際に問題を解いたり、漢字や単語のスペルを練習するということです。
このような地道な「演習」を通して、その行為が当たり前になるまで訓練するということが重要です。
そのため、受験勉強の中に必ず簡単な計算問題を解く、漢字の書き取りをする、英語の単語書き取りをするという時間を設けるようにしましょう。
これが、基礎問題の正答率を上げ、かつ難問を解く集中力を養うきっかけにもなります。
ミスを回避するもう一つのポイントは「作業工程の確立」です。
計算をするとき、その中で「四則計算」「分配法則」「約分・通分」などいくつかの作業が行われます。
この作業において、ときどき同じような問題でありながら異なる順序で解く方がいらっしゃいます。
これは、作業工程が確立していない状態を意味します。
そしてこのような方が簡単な計算をミスする傾向が強いようです。
いつでも同じ解き方をすること、例えば約分をしてから掛け算へと移行するとか方程式の文字の項は左辺に移項してから解き始めるとか、マイルールを確立することが重要です。
これを早めに決めて、同じ解き方を毎回踏襲することを心がけましょう。
つまり、直前だからといって難しい問題に取り組まず、まずは基礎問題を間違わずに解答できるようにするための復習をするようにしましょう。
②国語・数学・英語の問題は毎日やろう
国語・数学・英語の3教科はなかなか点数が上がりにくい科目です。
逆に理科や社会は暗記科目なので点数が上がりやすいとも言えます。
受験直前になると、苦手で点数が上がりにくい教科は捨てて、点数が上がりやすい科目を強化しようとする人がいます。
確かに得意な科目を強化すること自体は悪くありません。
しかし、国語・数学・英語は解き方にコツがある教科なので、勉強しないとどんどん点数が落ちてきます。
また、脳は継続して行われないことは記憶から消して記憶可能な領域を増やすため「忘れる」が発生して、解けた問題が解けなくなるという重大な問題が起こります。
今は分かっていることでも、しばらく勉強しないとできなくなります。
毎日の積み重ねが大事なのです。
そのため、少なくとも国語・数学・英語は毎日必ず問題を解くようにしましょう。
英語の単語を覚えたり数学の計算練習をしたり、というよりも過去問などの大問を毎日一題解くのがおすすめです。
③暗記科目はやればやるほど点数が伸びる
国語・数学・英語は毎日の積み重ねが大事と言いましたが、理科や社会は暗記科目なので覚えれば覚えるだけ点数アップの可能性があります。
数学は試験の直前に教科書に載っている公式を見ていたとしても、使えるようになるには練習が必要なので、すぐに点数に繋がりにくいケースが多いです。
その点、理科や社会は直前に覚えたことが試験に出る可能性があります。
ある受験生は、社会科の試験直前の休憩時間にたまたま見た参考書の年号が記憶に残っていたため、問題を2問程度解くことができたという話もあります。
やればやるほど点数に繋がる科目です。
ギリギリまでひとつでも多く暗記しようという気持ちで対策することが大事です。
高校受験直前にやってはいけない勉強法
直前にやってはいけない勉強法についてもお伝えします。
自分がこういうことをしてしまっていないか振り返ってみてください。
新しい問題集は買わない
成績がなかなか上がらないと、やっている問題集が自分に合ってない気がしてきませんか?
成績が上がった友達に「この問題集分かりやすかったよ!」なんて言われたら、自分もその問題集をやりたくなりますよね。
でもちょっと待って!
あなたは今までやっていた問題集を完璧にやりきっていますか?全ての問題に答えられますか?
多くの人はおそらくまだ、そこまでやりきっていないと思います。
直前に新しい問題集に取り組んで、今までと違うやり方が載っていたら混乱してしまうこともあります。
安易に別の問題集に取り組もうとするのではなく、どうすれば今使っている問題集を完璧にできるかを考えてください。
まずは頑張って問題集を最後まで解いてみてください。
全部解き終わった後に解けなかった問題や理解ができなかった問題から、自分の苦手な範囲や分野を明確にします。
そこで改めて苦手分野に特化した問題集をプラスしてみましょう。
苦手分野を克服するのに、より効果がありますよ。
インプットの勉強しかしない
数学が全然できない。
中学1年生の時に習ったことも理解できていないし、教科書の内容も分からない…。
自分はどれだけ基礎ができていないのかと、絶望することはないですか?
そんなときに「よし、教科書を全部読み直そう!」とする人がいますが、これはダメなパターンです。
勉強には、インプット(入れる)の勉強とアウトプット(出す)の勉強があります。
教科書を読むのはインプットの勉強です。
受験で合格するためには、インプットした知識をアウトプットできなければ意味がありません。
カレーの作り方を習って作れる気になっていても、実際に作るとうまくいかないことがありますよね。それと同じです。
教科書に載っている知識を使えるようになることが大事です。
つまり、教科書をただ読むだけではなく、必ず問題集で問題を解くなど、アウトプットの勉強も一緒にするようにしてください。
まとめノートは作らない
勉強をして分からないところが増えてくると、分からないところを一覧にまとめた「まとめノート」を作る人がいますが、これはとても非効率なのでおすすめしません。
理由は、時間がかかり非効率だからです。
まとめノートを作っている間は勉強している気になりますが、作り終わってどれだけのことを覚えているでしょうか。
おそらくあまり覚えていないはずです。
覚えていなかったことをメモするなら、教科書など参考書に書き込むのがいいでしょう。
そして、丁寧にノートを作るよりは何度も問題を解き直して覚えてしまう方が効果的です。
直前の時期は時間がありません。できるだけ効率的に勉強するようにしましょう。
高校入試の直前だからこそ焦らず効率的に!
高校受験直前におすすめの勉強法は「基礎問題を徹底的にやり込む」「国語・数学・英語の問題は毎日する」「暗記科目はやればやるほど点数が伸びる」の3つ。
高校受験直前にやってはいけない勉強法は「新しい問題集は買わない」「インプットの勉強しかしない」「まとめノートは作らない」の3つです。
入試が近づくにつれて焦り、不安になる気持ちはよく分かります。
しかし、今までやってきた自分を信じてコツコツ積み重ねて行くしか道はありません。
焦らず、でも効率的に。
辛い時期だとは思いますが、合格を目指して頑張っていきましょう!
最後の一頑張りをサポート!家庭教師のファミリー 中学生コースもご参考ください!
著者則友 美帆
優しいお姉さんキャラと丁寧な指導で生徒・保護者の方から厚い信頼を得ており、生徒や保護者の方からファミリー卒業後も連絡がくるほど。
趣味は大学時代から続けているゴルフ。腕前もなかなかのものらしい…
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